トーセンループス　Tosen Lupus　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

曽祖母のホワットケイティーディドといえば、スプリンターズSの覇者で2008年の最優秀短距離馬に選出されたスリープレスナイトの母として有名。JRAで2勝、高知に移籍して重賞・黒潮スプリンターズCを制したスクワドロンも送り出しました。4代母のKatiesはエリザベス女王杯、阪神3歳牝馬SのG1を含む重賞9勝を挙げたヒシアマゾンをはじめヒシナイル（フェアリーS）、ヒシピナクル（ローズS）を送り出した名繁殖牝馬。孫からゴーステディ（中山金杯3着）、ひ孫からもアドマイヤムーン（ジャパンC、宝塚記念）、プレイ（弥生賞2着）、ダガーズアラベスク（大井・東京2歳優駿牝馬）など活躍馬が続出しており、一大牝系を築きつつあります。
本馬は今年9月の大井競馬でデビューし、ここまで計2戦を消化しましたが、どうもレースに行って気難しい面を見せるようで、能力を全く出し切れていません。跨った乗り手が口を揃えて絶賛しているように能力の片鱗は見せているだけに、その辺が解消すればガラッと変わっても何ら不思議はありません。
なお、ジョッキーから「喉が鳴っている」と指摘がありましたが、獣医師からは「心臓が重い」という所見を得ており、内視鏡検査はおこなっていませんので、あらかじめご了承ください。
また、現在は左後肢にクモズレがあります。
その他に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、記載事項に関するキャンセルには応じられません。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
とにかく2歳馬離れしたパワーの持ち主で、こんなに負けるような馬ではありません。攻め馬でも時計が出ていて、追い切りに跨ったジョッキーが「新馬は勝てる」と言っていたくらいですし、トラックマンの間でも「B級にいる古馬みたい」と話題を集めていたほど。私自身も楽しみにしていたのですが、実戦に行って乗り手に反抗する面が出てしまい、ここまで全く力を出していません。また、ジョッキーから「喉が鳴っている」と指摘があったのですが、獣医の所見通り、喉ではなく息遣いの問題だと思っています。結果的にまだ体が重く、途中で息が上がってしまうのでしょう。もっと体が絞れれば変わってくるはず。正直に言えば手放したくはない馬なので後ろ髪を引かれる思い出はありますが、今後の活躍を祈っています。（大井競馬・高野毅調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は6000円/日（税抜）です。
10月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉