ジュンユーミン　Jun Yumin　　牝　４歳　　※地方競馬　在籍

母マイノチカラは名古屋競馬で初勝利を挙げた後、JRAに再転入を果たして芝1200m戦特別勝ちを含む2勝をマーク。祖母シャンクシーといえば、フランスの重賞ウィナー。ムーランドロンシャン賞でも2着と好走し、日本でも京王杯スプリングCと安田記念に出走しました。京王杯2歳S3着、アーリントンC2着などマイル前後の重賞で再三に渡って好勝負を演じたオリービンはおじにあたります。ブラックタイプを更に紐解くと、Kraemer（米G2・デルマーオークス2着）、Housemaster（クイーンエリザベス2世C3着）、Ouqba（英G3・ジャージーS）など活躍馬がコンスタントに出ており、一本筋が通った牝系といえるでしょう。
本馬はサンデー肌にキンカメということもあり、2014年セレクトセール・サラブレッド1歳セッションにて3240万円という高額で購入いたしました。昨年2月にJRA東京競馬場でデビューしたものの、2戦目に向けての調教中に右前橈骨遠位端骨折を発症、全治6ヵ月の診断が下ったことからJRAの登録を抹消し、園田競馬の現厩舎へ移籍。ここまで17戦して勝ち星を挙げるには至っていませんが、2着4回、3着4回、4着2回、5着2回と「堅実無比」と呼ぶに相応しい成績を残しています。2着のなかにはハナ、アタマ差といった僅差のものも含まれており、勝ち上がりまであと一歩のところでした。前述の血統背景からもまだまだ変わる余地を残していますし、モズカッチャン（フローラS）やデニムアンドルビー（ローズS、ジャパンC2着）、タガノエスプレッソ（デイリー杯2歳S）などの活躍でブルードメアサイアーとしての注目度も日に日に高まっているキングカメハメハの産駒ということもあり、将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。

【本馬についての現状説明】
ウチに来てからはほぼ月2走のペースで順調に出走を重ねています。スンナリ先行できるスピードはある反面、どうもワンパンチ足りませんね。ハナに行ったり好位に控えたりと色々な競馬を試しましたし、チークを着けるなど馬具も工夫したのですが…。どこか本気で走ってない面が見られ、最後まで一生懸命集中して走れれば、園田のC2、C3クラスで足踏みするような馬ではないはずです。いずれにしても、本馬の持っている能力を生かし切れませんでした。血統の良さが出ればガラッと変わっても不思議はないはずで、環境が変わることで目覚めてくれないかと思っています。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※2016年5月4日（3歳時）の調教中に右前橈骨遠位端骨折を発症。全治6ヵ月の診断で、事故見舞金10号（調教中又は輸送中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。なお、同年5月11日に骨片摘出手術を実施しました。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は3100円/日（税抜）です。
10月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：河合　純二