ゴールドピーチ　Gold Peach　　牝　２歳　　※地方競馬　在籍

母ゴールドピアーズは、旧福山競馬の重賞・福山牝馬特別を連覇した実績の持ち主。2011年は重賞4勝、交流重賞の兵庫CSでも3着と健闘したエンタノメガミを、2012年は前年のグランダムジャパン・3歳シーズンチャンピオンに輝いたマンボビーンをそれぞれ負かしてのものでした。本馬はその初仔にあたります。祖母のミュゲルージュはJRAで4勝を挙げており、おばには大井の東京シンデレラマイルを制しているパノラマビューティがいます。5代母のナイトライトからはダイナコスモス（皐月賞）、クラフトマンシップ（函館記念）、クラフトワーク（AJCCなど重賞3勝）、カッティングエッジ（クイーンCなど重賞2勝）、ディヴァインライト（高松宮記念2着）など子孫から活躍馬が次々と出ており、名牝系のひとつといっても過言ではないでしょう。
本馬は母と同じ荒山義則厩舎から今年の8月にデビュー。その後、コンスタントに使われて計8戦を消化しましたが、思うような結果が出ていない現状です。5月生まれ、華奢な体つきからもまだまだ成長途上なのは明らかで、本当に良くなるのはこれから。父は地方競馬リーディングサイアーを独走中のサウスヴィグラスで、母は福山の重賞ウィナー。血統的にもこのまま終わるとは到底思えず、地方競馬の舞台でひと花もふた花も咲かせられるのではないでしょうか。移籍先での変わり身、活躍に期待したいところです。

【本馬についての現状説明】
音に敏感なところがあり、2走前に隣の馬がガタガタした影響で立ち上がってしまいました、その点を踏まえてメンコを装着した前走は大丈夫だったので、それほど気にする必要はないでしょう。テンに行く脚がないことはないのですが、前に行くと終いが甘くなってしまいます。後ろでジックリ溜めればそれなりに脚を使ってくれるので、現状では末脚を生かす競馬をした方が良さそうです。母は430～440kgくらいで競馬をしていましたし、3歳秋になって頭角を現した晩成型で、本馬も同様のタイプなのでしょう。重賞を勝たせてくれた馬の仔で、当歳から北海道へ何度も見に行っていたように思い入れがある馬。成長すれば変わってくるはずですから、新天地での活躍に期待したいと思います。（園田競馬・荒山義則調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は3100円/日（税抜）です。
12月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山口　正行