ファンデルワールス　Van der Waals　　セン　８歳　　※地方競馬　在籍

母エアザイオンは現役時代に秋華賞トライアルだったクイーンSを制し、秋華賞にも出走。6着とはいえ勝ったブゼンキャンドルからコンマ3秒差で、G1でも通用の力を示していました。半兄のレイズユアドリームはJRA3勝で3勝をマーク。キャリアはわずか6戦で、順調ならば大きいところも狙えたくらいの素質の持ち主でした。祖母のインメンスはアメリカの重賞ウィナー。近親には種牡馬としても大きな成功を収めているGiant's Causeway（エクリプスSなど英仏愛でG1を計6勝）、英愛2000ギニーを制したGleneagles、愛2000ギニーを勝っているMarvellousなどG1、重賞ウィナーがズラリと居並ぶ重厚な牝系です。
本馬は2011年12月の阪神競馬でデビュー。以降、足掛け7年にわたって43戦のキャリアを積み上げて1000万クラスまで出世。昨年のアイビスサマーダッシュにも出走しました。2017年7月2日の競走中に左前橈骨遠位端骨折を発症。その後、園田競馬へ移籍しました。3ヵ月半の休養を経て園田で4戦を消化したものの、思うような結果が出ていないことから、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなった次第です。
現状、脚元に関しては問題ありませんが、どうも気難しい面が出ているようで、能力発揮を阻害している印象は否めません。その辺が解消すれば変わってくるでしょうし、園田のA級はメンバーが骨っぽいので、相手関係が楽になればもっとやれるはず。移籍先でもうひと花咲かせてくれることを願っています。

【本馬についての現状説明】
馬場で1頭になると立ち上がったり暴れたりするなど、乗り手に反抗するところがあります。園田競馬場の本馬場に行くと苦しい思いをすることを、馬自身が分かっているのかもしれません。ですので、内馬場を使って併せ馬で調整していました。軽めの調教でこちらの思う通りの調整が出来ていない状態にもかかわらず、前走（園田オープン）は勝ち馬から1秒1差の競馬。放牧先の坂路での追い切りの時計・動きともに上々で、それがレースに直結しないもどかしいタイプですが、持っているポテンシャルは間違いなく高いと思います。走る方に気持ちが向いてくれば、もっとやれていいはずです。（園田競馬・諏訪貴正調教師）


※2017年7月2日の競走中に左前橈骨遠位端骨折を発症し、事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヶ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。

※2012年7月23日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬場・諏訪貴正厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：木村　益生