ユリオプスデイジー　Euryops Daisy　　牝　８歳　　※繁殖牝馬（空胎）

本馬の祖母ラグナセカLaguna Secaは現役時代に米G2・レイルバードS3着馬。曽祖母のTopicountが米クラシック戦線で活躍し重賞2勝を挙げた実績馬とあって、米国KEENELANDの繁殖セールで85万＄（約1億円）で落札しました。そのときお腹に入っていたDeputy Ministerの牝馬が、本馬の母であるロジカルクィーンです。
ラグナセカには初年度のGiant's Causewayを、次にはGrand Slamを種付し、そうして生まれたのがモアザンベスト（特別3勝を含むJRA4勝）とサーキットレディ（特別勝ちを含むJRA3勝）です。いずれも本馬のおばにあたります。それぞれ繁殖牝馬としても優秀で、平地4勝、障害でも新潟ジャンプS（J・G3）を制しているタイセイドリームや、ファンタジーS2着のダノングラシアスを輩出しました。
本馬の半兄のサトノハピネスは新馬勝ちを含むJRA3勝を挙げています。本馬自身は2011年12月に競走馬としてデビュー。雄大な馬格とスピードを武器に5着、5着と堅実に走った後、3戦目の京都・ダート1200mの未勝利戦で初勝利を挙げました。2013年5月のレースを最後に引退して繁殖入りし、父ケイムホームの1歳牡馬は今年のセールでJRAが落札しています。
社台SSにてスタッドインが決定したイスラボニータの父フジキセキ × Deputy Ministerという血統構成は、先日のカペラS優勝馬ディオスコリダーを送り出したカネヒキリと同配合。カジノドライヴの当歳（いずれも牡馬）も順調に育っていますし、繁殖牝馬としての年齢も8歳と若く、前述の血統背景からも今後の可能性を十二分に秘めているといえるでしょう。
なお、今年はヴァーミリアン（今年は2頭のみの受胎）を配合しましたが不受胎となったため、空胎としました。本馬の繁殖能力に問題はありません。
こだわって手に入れた繁殖牝馬の子孫が活躍してくれることは、生産者として無上の喜び。ラグナセカの血統がこの先、大きく発展してくれることを心から願っています。


※現在の馬体重： 620kg 　体高：165cm 　（現役時の馬体重：480～490kg）

※千代田牧場（北海道日高郡新ひだか町静内田原）に在厩しており、預託料は5000円/日（税抜）です。
12月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


※販売申込者：（有）千代田牧場