ヒカルエリザベス　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ニシケンモノノフは類まれなスピードとパワーを武器にJBCスプリント含む交流重賞4勝を挙げました。2歳時に門別で4戦3勝の成績を残してJRAへ移籍すると、500万下、兵庫ジュニアGPと連勝で初タイトルを獲得。3歳時は善戦どまりが続きましたが、4歳初戦のOPポラリスSで10戦ぶりに勝利を挙げると、好走を続けながら次第にダートスプリント界の中心馬の一頭となり、5歳暮れの兵庫ゴールドTで2つ目のタイトルを手にします。そして、6歳時に北海道スプリントCで重賞を上積みし、秋のJBCスプリントで待望のビッグタイトルを手にしました。7歳いっぱいで引退、種牡馬入りし、産駒は2022年にデビュー。僅か34頭の中から昨年3月の中京ダート1400mでJRA初勝利を飾ったペイシャフラワーは現OPクラスに在籍、地方ではデステージョ（兵庫ジュニアGP3着、高知、名古屋重賞2着4回）、マミエミモモタロー（園田重賞3勝）、モノノフブラック（エーデルワイス賞3着）、レッドオパール（岩手重賞2勝）、マツリダマスラオ（盛岡・若駒賞）、ミランミラン（川崎・鎌倉記念2着）など重賞活躍馬を筆頭に各世代が続々と勝ち上がっています。

一方、母系を見ますと、母マヤノヴァイオラは金沢で3勝。母のきょうだいも6頭が地方競馬で勝ち上がっています。祖母ギルティーコンシェンスは不出走で、その半弟には英国で芝重賞2勝を挙げたJeremy。曾祖母グリントインハーアイは3冠馬ディープインパクトや、ブラックタイドの半姉という血統になります。一族にはNHKマイルC勝ち馬ウインクリューガーや日本ダービー馬レイデオロ、桜花賞馬ステレンボッシュなど、ビッグレースでの活躍馬がズラリ。現在の日本競馬に欠かせない名牝系となっています。

2022年の北海道セプテンバーセールにて330万円で落札。今年1月6日の中山・3歳新馬（ダ1200m）でデビューしました。そのデビュー戦では好スタートからダッシュを利かせて、ハナに立つ積極的なレースを展開。そのまま先頭をキープして4コーナーを回ると、最後の直線でも粘りを見せて、ラスト100m手前まで先頭を守っていました。残念ながら後続に交わされてしまい、0秒7差の5着という結果に終わりましたが、デビュー戦としては上々の内容だったと思います。

その後もダート短距離戦を使い、6月9日の函館・3歳未勝利（ダ1000m）、連闘で臨んだ6月15日の函館・3歳未勝利牝（ダ1000m）でそれぞれ5着。さらに7月7日の函館・3歳未勝利牝（ダ1000m）では結果10着も、上がり3ハロンタイム1位を初めてマークしました。3歳未勝利戦が終了後には1勝クラスに格上挑戦したり、障害レースに挑戦したり、なんとか初勝利を獲得して欲しいとあらゆる可能性を試してみましたが、結局初勝利獲得には至りませんでした。

未勝利戦を勝ち切れず、障害では前走が5着といっても1着馬から大きく離されてしまい、今後出走頭数が増えたら、厳しい戦いを強いられることはおそらく間違いないでしょう。そこでこのタイミングで出品することにしました。地方で新たな環境、条件、相手関係のもと、リスタートさせてあげれば、変わり身があると思います。

現在、右前肢外側に骨瘤が見受けられます。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,570円/日（税込）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：安蒜 一修