クロユリマイカ　Kuroyuri Maika　　牝　２歳　　※中央競馬　登録抹消（ポントマイコの16）

福島2歳Sの覇者ローランコングレ、JRAでオープン特別を含む6勝を挙げたアスカビレンは近親にあたります。4代母のTruly Specialはフランスの重賞ウィナーで、ブラックタイプを更に紐解くと、仏G1・サンタラリ賞の勝ち馬Cerulean Sky、愛オークス馬MoonstoneのG1勝ち馬を筆頭に、欧米の重賞ウィナーの名前が多数浮かび上がってきます。また、父ダンカークは北米、南米でG1ホースを送り出した実績を引っさげ、鳴り物入りで輸入された期待の新種牡馬。外国産馬として3勝を挙げたフォンタネットポーが3勝を挙げる活躍を見せましたが、日本での初産駒となる今年の2歳世代も好調で、今年の新種牡馬ランキングで2位につけています。芝で6頭が勝ち上がっているのは特筆モノで、スピードとパワーを兼ね備えたポテンシャルの高い種牡馬と言えるでしょう。
馬主が急病となったため所有馬を手放すことになり、JRAの競走馬登録をしておりましたが、登録を抹消し、サラブレッドオークションへ出品させていただくことになりました。
本馬は吉澤ステーブルEASTで15秒ペースの速い時計をを出すなど順調に乗り込んでいたものの、左前脚の深管を痛めたこともあって小休止を挟み、軽めから立ち上げていたところでした。痛めた左前の深管も今は問題なく、これからしっかり調教を積んでいけると思います。先述したように血統的には芝、ダートどちらでもこなせそうで、中央、地方どちらでも活路を見いだせるのではないでしょうか。新たなオーナー様の元で、その素質が開花してくれることを願っています。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
15-15をこなしながら入念に乗り込んでいたのですが、左前の深管を痛めたことで一旦楽をさせました。その後、軽めから立ち上げていたところでオークション出品が決まり、現在は1時間のウォーキングマシン運動のみにとどめています。痛めた左前の深管は、今はもう大丈夫。歩様にも問題なく、むしろいい休養になったと思います。気のいいタイプで仕上がりは早そうですし、ここにきて体つきもフックラして張りが出てきた印象。いいスピードがありそうで、なかなかの素質を秘めているのではないでしょうか。（吉澤ステーブルEAST・奥将義場長）


※本馬は「クロユリマイカ」という馬名でJRAの競走馬登録を受けていますが、競馬に出走していないため、1回に限り馬名の変更が可能です。

※本馬の体高は156cm、馬体重は488kgです（11月14日現在）。

※吉澤ステーブルEAST（茨城県稲敷郡阿見町大形）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
11月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：杉田　周作