デュパルクカズマ　Duparc Kazuma　　セン　５歳　　※中央競馬　登録抹消

曽祖母にオークス馬であり、名牝エアグルーヴの母であるダイナカールを持つ良血馬です。母系背景に関しては、もはや説明不要。添付のブラックタイプ表を見れば一目瞭然だとは思いますが、本馬の場合、4歳上の半兄にプリンシパルSを優勝し、日本ダービーにも駒を進めたサムソンズプライドがいる点も大きなセールスポイントの1つでしょう。父がエンパイアメーカーに変わりましたが、いとこのブレスジャーニー（東京スポーツ杯2歳S、サウジアラビアロイヤルC）が、エンパイアメーカー産駒のバトルプランを父に持っているように、血統的な魅力は尽きません。
本馬は2歳8月と早期デビューを果たすと、5戦して2着1回、3着は実に4回という堅実な走りを披露。6戦目の中京・芝2000m戦で後方から鮮やかに差し切り、待望の初勝利をマークしています。昇級初戦でも4着と健闘し、大寒桜賞では1番人気に支持されました。その後は思うような結果が出ていないものの、初ダートだった5走前で掲示板を確保しているように、エンパイアメーカー産駒らしくダート適性の高さを見せています。
前走後は栗東近郊の宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出され、11月24日に帰厩しましたが、栗東トレセンへ向かう馬運車の中で暴れて右膝に外傷を負い、栗東トレセン診療所で縫合手術を実施。11月27日に現在の在厩場所であるライジングリハビリテーションへ移動し、12月1日に抜糸しました。外傷箇所は感染して化膿したため、消炎剤および抗生剤で治療を続けてきました。現在もはまだ触ると嫌がる素振りを見せるものの、痛みや歩様の乱れはありません。傷が完全に塞がるまであと1ヵ月ほど掛かる見込み。現在は30分のウォーキングマシン運動をおこなっていますが、傷が完治すれば騎乗運動へ移行できるでしょう。
日本でもイジゲン（武蔵野S）、マイティティー（ブリーダーズゴールドC）、タガノディグオ（兵庫CS）などダートで良績を残している馬を多数輩出しているエンパイアメーカーの産駒。地方競馬への移籍を機に大きな変わり身を見せても何ら不思議はないと思います。新天地での素質開花に期待したいところです。
なお、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
1月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（同）雅苑興業