レッドラーザム　Red Latham　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

母アグネスラズベリといえば、6歳にして函館スプリントS（G3）を制した遅咲きの名牝。その年のサマースプリントシリーズでは最後まで優勝争いを演じたものの、惜しくも僅差の2位でした。半兄のレッドオルバースは3勝をマーク。おじのテムジンはサラブレッドオークションの取引馬で、移籍後に大井・サンタアニタトロフィーを制しました。曽祖母はベリアーニ。スターバレリーナ（ローズS）、グランパドドゥ（中日新聞杯）、アンドゥオール（東海S、マーチS）、パドトロワ（函館スプリントS、キーンランドC）、ロゴタイプ（朝日杯FS、皐月賞、安田記念）など活躍馬を量産している名門牝系の出身です。
本馬は3歳2月にJRAでデビュー。4戦目の阪神・ダート1800m戦で13番人気の低評価を覆して2着と好走、勝ち上がりまであと一歩でした。2017年8月17日のサラブレッドオークションで落札して園田競馬へ移籍。3戦して2勝、いずれも完勝だったことから南関東・大井競馬へ移籍します。ここでは8戦して3着が最高という結果だったため、園田競馬へ再移籍。転入後の4戦が振るわなかったことから、今回のサラブレッドオークションへ出品することにしました。園田のC1クラスは格付的に不利だった印象は否めず、相手関係が楽になる競馬場への移籍が叶えば十分やれるでしょう。前述の通り母に重賞ウィナーを持つ良血馬。母と同様に奥手のタイプである可能性は十分考えられるだけに、新天地への移籍がいいきっかけになることを願っています。

【本馬についての現状説明】
入厩当初はまだ夏負けしていた感じだったため立て直しました。毛ヅヤは飼い葉食いは問題なかったのですが、背腰がパンとしてきませんでした。両前球節の骨膜炎は治まっていて問題ありません。右トモの繋に擦り傷がありますが、こちらも問題なし。もうひと息入れて仕上げていけば良くなる感じがします。競馬に関しては、ユッタリした持久力勝負の展開が向いているのではないでしょうか。なお、JRA時代は右トモの膝蓋が抜けやすく、脱臼するのが癖になっていて、後退させてあげると抜けてもすぐに入っていたようです。（園田競馬・田中一巧調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※イデア馬事苑（大阪府枚方市穂谷）に在厩しており、預託料は4,200円/日（税抜）です。
1月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：永野　雄介