グラッパディローザ　Grappa di Rosa　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ワークフォースは英ダービーと凱旋門賞を制した世界的名馬。2012年に日本にて種牡馬としてのスタートを切り、エルコンドルパサーを連想させる血統背景も魅力となって5年間での種付け頭数は合計670頭。これまでにアドマイヤウイナー（青葉賞3着）やゴールドケープ（フィリーズレビュー3着）、ダイワダッチェス（フェアリーS3着）らを輩出しています。一方、母系は北米に由来し、G1デラウェアHの覇者May Day Eightyを4代母に持つファミリーの出身。祖母ローザロバータは米重賞を2勝しており、おじフライングアップル（スプリングS）、ナイスミーチュー（シリウスS、マーキュリーC）ともに重賞ウイナー。母モスカートローザは中央で2勝し、野路菊Sではのちの重賞馬ウインバリアシオンの3着とエネルギーに溢れています。
本馬は2歳8月にJRAでデビュー。2戦目の福島・芝2000mでは後方追走から向正面で押し上げ3コーナーでは2番手までポジションアップ。6着に敗れたもののワークフォース産駒らしい長くいい脚を使って、勝ち上がりも意識出来ていました。前走後に右前球節の剥離骨折が判明したため、今回のサラブレッドオークションに出品することになりましたが、程度はそれほど重いものではありませんし、順調に回復すればこれから活躍できる可能性は十分にあると思います。
前述の通り近親に重賞馬が多数いる血統背景から、条件や展開がうまく噛み合えば、飛躍を遂げても全く不思議はありません。新天地への移籍を機に変わり身を見せてくれることを期待しています。
また将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。


※2019年4月6日の競走中、右前球節に剥離骨折を発症。事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。なお、手術は実施しておりません。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,300円/日（税抜）です。
4月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：丸山　担