ワカミヤフレール　Wakamiya Frere　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍（未出走）

父タイムパラドックスは明け6歳時に重賞勝ち馬の仲間入りを果たし、引退までにJBCクラシック連覇やジャパンCダートなどダートG1を5勝。種牡馬入り後もダートを中心に地方の上位サイアーとして、ソルテ（さきたま杯）やトウケイタイガー（かきつばた記念）、タイムズアロー（マーキュリーC2着）、インサイドザパーク（ジャパンダートダービー4着）など、交流および地方重賞馬を次々に輩出。産駒には距離の融通性があり、息の長い活躍馬が数多く見受けられます。
一方、母系は新潟3歳Sの勝者ダイナエイコーンを4代母に持ち、おじのワキノカイザーは中央OP勝ち後に地方で14勝、タイムズアローは交流重賞マーキュリーCで2着、アントニオピサは中央準OP勝ち後に岩手の重賞で2着6回と活況を呈しており、いとこのセンチュリオンはダート重賞マーチSの勝ち馬。全兄ワカミヤオウジは中央デビュー2連勝の経歴の持ち主です。
本馬は馴致、育成と順調に進み、門別競馬場の現厩舎へ入厩。6月4日の1Rの能力検査を受け、800mを52.7秒で走って無事に合格していますが、全体的なパワーアップと底上げのため、良化するには少し時間が必要のようです。仕上がりの早さが要求されるホッカイドウ競馬の2歳で勝負するのは時期尚早。また認定競走を勝って中央へ挑戦しようと思っていましたが、現時点ではその可能性は低そうと考え、今回サラブレッドオークションに出品することにいたしました。兄ワカミヤオウジは新馬から2連勝して伏竜S（OP)でもルヴァンスレーヴと0.4秒差の4着、姉ベターハーフも東京・ダート1400mで勝ち上がっており、近親にも重賞級の活躍馬がいることから、本馬も今後成長すれば活躍が十分期待できそうです。未出走の2歳馬ですし、即戦力候補としてご指名いただけますと幸いです。新たなオーナー様の元で大きく花開いてくれることを願っています。
なお、本馬は地方競馬の登録を受けていますが、未出走のため1回に限り馬名の変更が可能です。

【本馬についての現状説明】
416kgと体が小さく、まだ体質もしっかりしていませんが、成長すれば良いものを持っていそうな感じはします。良くなってくるのは来年以降になりそうなので、今回オーナーが手放すことにしたのですが、いつでも出走できる態勢にはあります。兄姉も中央で勝ち星を挙げているので期待できると思いますよ。（ホッカイドウ競馬・佐久間雅貴調教師）


※エクワインレーシング（北海道勇払郡むかわ町米原）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
6月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：芳川　貴行