ビチュリス　Biciulis　　牝　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父マツリダゴッホは4歳時に名牝ダイワスカーレットを差し切り有馬記念を制覇。“サンデーサイレンス最後の大物”として重賞6勝を含む10勝を挙げての種牡馬入りとなりました。初年度産駒からウインマーレライが重賞勝ちを収めると、以降もロードクエスト（スワンSなど重賞3勝）やマイネルハニー（チャレンジC）、クールホタルビ（ファンタジーS）、アルマワイオリ（朝日杯フューチュリティS2着）、エントリーチケット（タンザナイトS）など次々にOP馬を送り出しています。
一方、母系はサンタアニタHなどG1・3勝を誇るRoyal Glintを産んだRegal Gleam（フリゼットS、セリマS）を4代母に持ち、Caerleonやヴィジョン、スキャンといった種牡馬たちもこのファミリー。近親には米G1・2勝のScuffleburg、いとこに兵庫ダービーなど園田の重賞3勝を誇るユメノアトサキや佐賀の重賞を2勝したミヤノオードリーがおり、半兄のヒダルマは園田移籍後、無傷の12連勝で地元重賞を制しています。
本馬は今年の8月にJRAでデビュー。ここまで芝で5戦して思ったほどの結果を残せていないことから、今回のサラブレッドオークションに出品の運びとなりましたが、ダートはまだ未経験ですので未知の魅力があると思われます。兄には、ホッカイドウ競馬のフレッシュチャレンジを制し、JRAに転入後古馬となってから2勝を挙げたミトノグラス、JRAの未勝利戦では勝ち上がれなかったものの、園田競馬に移籍破竹の12連勝を果たしているヒダルマがいることから、本馬も今後ガラリ一変があっても何ら不思議はありません。400kgそこそこの馬体重で、まだ身が詰まっていない印象なため、今後の伸びしろも十分あるはず。新天地での素質開花に期待したいところです。長い目で見てくださるオーナー様に落札していただければ幸いです。
また、前述の通り近親にCaerleonやスキャンらがいる血統背景から将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただければ幸いです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,300円/日（税抜）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：（有）ミルファーム