プリティーハート　Pretty Heart　　牝　２歳　　※中央競馬　登録抹消

父メイショウボーラーは現役時にダート重賞3連勝でフェブラリーSを制し、芝のG1戦線でも多才に活躍を続けました。種牡馬入り後はJBCスプリント優勝馬ニシケンモノノフを輩出し、一昨年には地方サイアーランキングの9位にランクイン。ここまでJRA所属の重賞ウイナーを3頭、地方所属の重賞ウイナーを6頭輩出しています。特に佐賀競馬において2013～2017年の5年間に5頭もの重賞ウイナーが出ている点は非常に興味深いものがあります。
一方、母系はテストS、フラーテイションSの覇者Princess Roycraftに遡るファミリーで、種牡馬Crafty Prospector（ガルフストリームパークH2着）や、ケイエスミラクル（スワンS、マイルCS3着）らもこの一族。母の全姉にあたるイチオクノホシ（阪神牝馬S2着、クイーンC2着、阪神ジュベナイルフィリーズ4着）は牝馬重賞戦線で活躍、母の半兄ハーバーコマンドも菊花賞で4着と力のあるところを見せました。
本馬は今年の6月にJRAで早期デビュー。ここまで3戦を消化したものの、思ったほどの結果を得られなかったことから今回のサラブレッドオークションに出品の運びとなりました。現状400kgそこそこの小柄な馬体では、どうしても力不足となってしまうところ。相手関係が楽になり、輸送のない地方競馬でレース経験を積みながら活路を見い出してほしいところです。
母ラヴィーネは新潟・芝1400mで新馬勝ちを果たしていることから、本馬にもそのスピード能力が受け継がれていれば、今後の楽しみは膨らみます。新天地が起爆剤となり、心身ともにドッシリと構えられるようになれば、レース内容にも自ずと進展が見られることでしょう。
血統面に目を向けますと、配合時にサンデーサイレンスを4代目に有する本馬は、他のサンデーサイレンス系の種牡馬との配合がしやすい事や、前述の血統背景を踏まえて将来の繁殖候補としてもご一考頂けますと幸いです。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ドリームステーブル（リトルブルーファーム内・茨城県牛久市奥原町）に在厩しており、預託料は8,000円/日（税抜）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：堀口　晴男