アキトクレッセント　Akito Crescent　　牡　８歳　　※中央競馬　登録抹消

父ウォーエンブレムは米国で走り、3歳4月のG2イリノイダービーで重賞初制覇を飾って、ケンタッキーダービーへ出走。9番人気と決して評価は高くありませんでしたが、Proud Citizenに4馬身差をつける完勝。続くプリークネスSも勝って2冠を達成します。続くベルモントSで8着に敗れ、3冠制覇の夢は果たせませんでしたが、続くハスケル招待Hを勝て3度目のG1制覇。3歳いっぱいで引退し、日本で種牡馬入りしています。なかなか牝馬に興味を示さないなど、種牡馬としては難しい面もありましたが、限られた産駒のなかから活躍馬を輩出。秋華賞を勝ったブラックエンブレム、阪神JFを勝ったローブティサージュ、川崎記念を勝ったオールブラッシュといったG1馬を筆頭に、シビルウォー(名古屋グランプリなど交流重賞5勝)、キングスエンブレム(シリウスS)、ウォータクティクス(アンタレスS)、エアパスカル(チューリップ賞)、ショウナンアルバ(共同通信杯)など、芝、ダートの双方で活躍馬を送り出しています。
母系を見ますと、半姉ティックルゴールドは芝で3勝、半妹のアンジュデジールは京都で行われたJBCレディスクラシックを勝ち、他にも交流重賞を3勝。半弟のアルドーレが4勝を挙げてオープン入りするなど、きょうだいの活躍は顕著。母ティックルピンクの半兄には,米G3スペクタキュラービッドS勝ちのFirst Blush、半弟には、川崎記念、浦和記念勝ちのオールブラッシュがいます。一族からはベルモントS、ハスケル招待Hを制したTouch Goldや、ジョッキークラブゴールドC勝ちのHaynesfield、サンタマルガリータH勝ちのHealthy Addiction、ヴァニティS勝ちのMy Sweet Addictionなど、米国のG1勝ち馬が多数出ており、母系の質の高さは疑いようもありません。

本馬は2014年10月19日に東京芝1600mの新馬戦でデビュー。4着が2度続いたあと、初ダートの3戦目で初勝利を挙げました。その後はダートを走り続け、3歳時にはオープン特別の昇竜Sに優勝。いったん降級しましたが、5歳時にオープンに復帰すると、武蔵野Sで3着、ギャラクシーS優勝と活躍を続け、6歳時にはドバイのG2ゴドルフィンマイルにも挑戦。こちらは14着と大敗しましたが、その後もオープン特別で2度の3着があるなど、衰えなく走り続けています。
右前脚の中筋に慢性的な張りはあるものの、ここまで結果を残してきたように競走能力に影響するものではありません。また、2走前のマリーンSのあとは秋競馬の出走を目指していましたが、最終追い切り後に鼻出血が見られたため、大事を取って休養に入りました。鼻出血はこの1回のみで、レース後に発症したことはありません。
復帰戦となった前走のバレンタインSでは10着に敗れましたが、休み明けで59kgを背負っており、勝ったショームから1.1秒差なら悲観することはないでしょう。ウォーエンブレム産駒の牡馬ということもあり、気性面でキツいところはありますが、明け8歳とはいえまだ若々しく、うまく噛み合ったときに発揮する能力の高さは、これまでの戦績が示す通りです。

なお、右前管の内側に骨瘤が出ていますが、痛みはありません。また、基本的に首を右に傾ける癖があります。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡田　昭利