エイシンボールディ　A Shin Baldy　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父グランプリボスはNHKマイルC、朝日杯フューチュリティSとG1を2勝し、英国・香港と海を渡った名マイラー。待望の産駒は2018年にデビューイヤーを迎えており、これまでに中央・地方で53頭が勝ち名乗り。中央ではグランプリワンやモズベイビーが2勝目を挙げ、地方では金沢・石川ダービーを大差勝ちしたロンギングルックや、浦和・桜花賞2着のゼットパッション、高知重賞・土佐秋月賞を快勝したモズヘラクレスなどが地元の重賞戦線で躍動しています。
一方、母系は種牡馬Gate Dancer（プリークネスS、スーパーダービー）や歴史的名牝Davona Dale（エイコーンSなど米G1・5勝）、Seek Gold（スティーヴンフォスターH）、Magic Gleam（チャイルドS、コロネイションS2着）らと同じ、Prince's Gateの血をつなぐファミリー。近親には米G1馬Agincourt（米フュチュリティS、ドゥワイアS）の名が光っており、母エイシンサンバレーは関東オークスで3着。半兄エーシンユリシーズは兵庫ジュニアグランプリ3着後、地方重賞4勝を挙げています。

本馬は2歳7月の中京で早期デビュー。初戦の勝ち馬は無傷の3連勝で小倉2歳ステークスと京王杯2歳ステークスを制したファンタジスト、2着のディアンドルもこのレースを足掛かりに5連勝で葵ステークスを制するなど稀に見るハイレベルな1戦。7着という結果も全く悲観していません。
その後は芝の中距離に照準を絞り徐々に着順を上げていきましたが、ラストの詰めに課題を残すためダートにトライ。いきなり僅差の3着に食い込むと2・2着と盤石の態勢、未勝利脱出は時間の問題と思われましたが、最終戦を取りこぼしてしまい昨年8月のレースを最後に園田の現厩舎へ移籍します。
実績が買われいずれも上位人気に推されましたが、掲示板を外さない堅実ぶりは評価できるものの詰めの甘さが解消されてこないため、今回サラブレッドオークションへ出品することに致しました。
おそらく格付けが上がっても相手なりに走れるタイプかと思いますが、中央で好走した時はいずれも脚抜きの良い馬場。どちらかと言えば砂質の軽い競馬場の方が適しているかもしれません。近走440kg台でレースを迎えているように体が増えてきた点は好材料、新天地への移籍をきっかけにもう少し身が入ってくればパフォーマンスに磨きが掛かってくるでしょう。これからも息の長い競走生活を送れるよう陰ながら応援いたしております。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
JRA在籍時は前めの競馬で好走していましたから、C2クラスで足踏みするとは想定外でした。もしかするとこちらのタフな馬場が合わなかった可能性もあります。相手なりにコツコツと賞金を稼げるという点は強みにもなりますが、脆さも同居。馬具を工夫してもうひと踏ん張り促すことが出来れば変わり身があっても不思議ありません。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※西脇競走馬休養センター（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦