アーミーバローズ　Army Barows　　牡　８歳　　※地方競馬　在籍

父マンハッタンカフェは菊花賞で初重賞制覇を果たすと、続く有馬記念で古馬を一蹴。翌春の天皇賞をも制し、最優秀4歳以上牡馬に輝きました。引退後は瞬発力とスタミナを兼備するＳＳ系異色の種牡馬として、09年にはチャンピオンサイアーの栄誉。ヒルノダムール（天皇賞・春）、レッドディザイア（秋華賞）、ジョーカプチーノ（NHKマイルC）、クイーンズリング（エリザベス女王杯）、グレープブランデー（フェブラリーS）、ルージュバック、シャケトラなど、バラエティ豊かなトップホースを輩出しています。
一方、母系はAjdal（ジュライCなど英G1・3勝）を産んだNative Partnerを5代母に、Joyeux Danseur（ターフクラシック招待S）を産んだFabuleux Jane（ポモーヌ賞、仏オークス3着）を4代母に持ち、ＮＨＫマイルCとジャパンCダートを制したイーグルカフェらもこのファミリー。近親には欧州年度代表馬アラジ（BCジュヴェナイルなどG1・4勝）やNoverre（サセックスS）の名が輝いており、おじに中央OP馬ヴリル、全兄に京都新聞杯の勝ち馬メイショウクオリアと優秀な実績を誇ります。
また、マンハッタンカフェ×Rahyの配合からは、前記メイショウクオリア以外にもサンディエゴシチー（札幌2歳S）など、複数の活躍馬が出ています。

本馬は3歳2月の京都・芝2000mでデビュー。行き脚がつくまで時間を要したもののエンジンが掛かってからはマズマズの伸び、2戦目は序盤から流れに乗り5着でゴールとレースの組み立てが明らかに進歩していましたが、左後肢に骨折を発症したため1年の休養を余儀なくされます。
この期間に船橋の現厩舎へ移籍、本馬の快進撃が始まります。移籍緒戦を横綱相撲で勝利すると、およそ1年に亘り無傷の12連勝。全てが単勝1倍台の断然人気に応え、そのうち7戦が2着に4馬身以上の差をつける圧巻の内容、NARにスター候補生誕生の予感が漂いました。
その後も4勝を加算し頂点に上り詰めようとしていましたが、さすがにA2クラスともなるとひと筋縄ではいかない印象。昨年4月のレースで初めて着順を大きく落とすとスランプに陥り、先週も殿負けを喫したため今回サラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。
3歳時のケガを乗り越え通算16勝という数字を記録してくれたことに頭が下がる思いです。今年で8歳になりますが、トータルの休養期間を考慮すると馬体はまだ若いはず。新天地への移籍が呼び水となり、以前の輝きを取り戻して欲しいと切に願っています。
尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
3歳時の骨折（2015年3月）で左後肢にボルトが入っていますが、これまでの戦歴が示す通り、競馬には全く支障はありませんでした。年齢的な衰えはなく、相手関係次第ではまだやれるでしょう。尚、右前に蟻洞痕がありますが、昨春に発症したもので現在は問題ありません。（船橋競馬・林正人調教師）


※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
2月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：猪熊　広次