オクタヴィウス　Octavius　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父ゴールドアリュールは現役時にジャパンダートダービーを7馬身、ダービーグランプリを10馬身差で圧勝した砂の王者。種牡馬入り後もゴールドドリーム（チャンピオンズCなどG1・5勝）やコパノリッキー（フェブラリーS連覇などG1・11勝）、エスポワールシチー（フェブラリーSなどG1・9勝）、スマートファルコン（JBCクラシック、東京大賞典などG1・6勝）、そして無傷の6連勝でチャンピオンズCを制したクリソベリルらを筆頭にダート界の超大物を続々と輩出。2016年以降、ダート総合チャンピオンサイアーに君臨し続けています。

一方、母系は京都4歳特別の勝ち馬タニノモスボローを産んだアベイブリッジを4代母に持ち、近親にはカツラギエース（ジャパンC、宝塚記念）やラビットボール（中山牝馬S、京都牝馬特別2着）、おばにダンツプリンセス（スイートピーS2着）、いとこにメイショウエグル（伏竜S）、セブンシークィーン（駿風S、福島2歳S4着）など多彩な顔ぶれ。全兄オオトリオウジャ（京都オータムプレミアム、毎日杯5着）を筆頭に、出品本馬を含む出走したきょうだい全てが勝利を収めている点も見逃せません。
また、ゴールドアリュール×ジェイドロバリーの配合からは、前記オオトリオウジャ以外にも、大井移籍後8戦6勝のリコーソッピース（門別重賞・サンライズC3着）など、多くの勝ち馬が出ています。

本馬は2歳10月の東京ダート1600mでデビュー。スタートで安目を売りましたが二の脚でリカバリー、勝ち馬には離されたものの後続を完封し、すぐに順番が回ってきそうな内容でした。ハミを噛み過ぎる面が災いし足踏みが続きましたが、5戦目で待望の初勝利を飾ります。地方交流競走とは言えハナを主張しスピードで圧倒する横綱相撲、その後も500万交流で2着を拾うなど視界が広がってきましたが、昨年1月のレースを最後に浦和の現厩舎へ移籍します。
移籍2戦目で結果を出すと馬券圏内に4度喰い込み確かな能力を示していましたが、ムラ駆け傾向が本馬のネック。また前走後に脚元に不安が出たためこのタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。
当面は休養を要しますが心身の成長を促す期間となれば理想的でしょう。年齢を重ねて粗削りな部分が解消されてくれば、まだやれて不思議ない馬だと信じています。尚、現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
クラスの壁に当たっているというよりは気性が災いしているようです。二桁着順に沈んでいるレースのほとんどが途中でやめてしまっている印象、実際上がりは息が全く乱れていませんから。気分が乗り集中できた時は時計も速いしホント強い競馬をするんですけどね。尚、前走後歩様が芳しくなく、レントゲン検査を実施した結果、左前肢の橈骨遠位端部に骨膜炎を発症しているとの診断。患部に若干の腫れと熱感があります。休養の必要がありそうです。（浦和競馬・小澤宏次調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※浦和競馬野田トレーニングセンター・小澤宏次厩舎（埼玉県さいたま市緑区上野田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：高橋　貴士