ブルベアハロン　Bullbear Furlong　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父フレンチデピュティは米国で生産、調教された馬で、2歳秋のデビューから3連勝を果たすと、休養を挟んでG2のジェロームHに挑戦。ここもMr. Greeleyに4馬身差をつける完勝で制し、無傷の4連勝を果たしました。その後はアローワンスで2着になったあと、G1のBCクラシックに挑みましたが、ここは9着に終わり、この一戦を最後に引退、種牡馬入りしています。米国でもG1を3勝したLeft Bankなどの活躍馬を輩出しましたが、それ以上に日本に輸入された産駒が次々と好走。ノボジャック(JBCスプリント)、クロフネ(NHKマイルC、ジャパンCダート)などのG1馬が誕生し、その活躍により日本へ輸入されることが決まりました。2004年にデビューした日本での産駒のなかからも、エイシンデピュティ(宝塚記念)、アドマイヤジュピタ(天皇賞・春)、ピンクカメオ(NHKマイルC)、レジネッタ(桜花賞)といったG1勝ち馬が続出。芝だけでなく、ダートG1を3勝したサウンドトゥルーのような砂の一流馬も出しており、最近は母の父としてもマカヒキ、ゴールドドリーム、レインボーラインといったG1馬を送り出しています。

母系を見ますと、半兄のナガタブラックは南関東で7勝を挙げて活躍しており、重賞の優駿スプリントにも優勝。祖母ミスティークは芝の中距離で5勝を挙げた活躍馬でした。3代母マジックナイトは仏G1ヴェルメイユ賞勝ち馬で、仏オークス、凱旋門賞、ジャパンCでも2着となった一流馬。その子のマグナーテンはAJCC、毎日王冠など重賞4勝を挙げ、ジャパンCで4着と幅広い距離で活躍しました。一族は芝でもダートでも結果を出しており、堅実に走っているのも特徴。レベルの高いファミリーと言えます。

本馬は2019年9月22日に阪神ダート1400mの新馬戦でデビュー。スタートは速いほうでしたが、道中は追っつけ気味の追走となり、直線も盛り返すことなく16頭立ての14着に終わりました。2戦目以降は芝も試していますが、なかなか結果が上がらず、前走はひと息入れて距離を延ばし、阪神のダート1800m戦に出走。出ムチを入れて積極的に前につけ、道中は3番手を進みましたが、勝負所でペースが上がってから苦しくなり、16頭立ての14着に終わっています。この一戦を最後に障害練習を開始しており、障害試験を受験する手前まできていましたが、オーナーサイドの都合もあってこのタイミングでオークションに出品することに。順調に障害練習を積んでいたように、普段から扱いに困るようなことはない馬で、じっくり障害練習を行った効果で全体的なパワーアップも望めます。まだキャリアも浅く、十分な伸びしろも残しているはずで、相手関係も楽になる地方競馬での変わり身に期待したいところです。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2020年5月18日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2020年4月18日（土）　2回阪神7日　2R　3歳未勝利　　ダ1800m（不良）
　　　結果14着　　タイム2:01.1（1着馬からのタイム差8.2秒、5着馬からのタイム差6.9秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ムロタホーストレーニング（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
7月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ブルアンドベア