エコロファントム　Ecoro Phantom　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父クロフネはNHKマイルCの勝ち馬にして、ダート1600ｍと2100ｍの日本レコードホルダー。武蔵野S、ジャパンカップダートでの圧勝劇から“日本史上最強のダート馬”との呼び声も高く、種牡馬入り後もフサイチリシャール、スリープレスナイト、カレンチャン、ホエールキャプチャ、アップトゥデイト、クラリティスカイ、アエロリットと毎年のようにG1馬を輩出。長年に亘ってJRAダート種牡馬のトップ3にランクインを続けるスーパーサイアーの一頭です。

一方、母系はCaveat（ベルモントS）やDew Line（米重賞2勝）を産んだCold Heartedを4代母に持ち、近親にはTranquility Lake（米G1・2勝）やBenchmark（米G2・3勝）、After Market（米G1・2勝）、Courageous Cat（シューメイカーマイルS）といったビッグネームがズラリ。いとこにマイラーズC連覇など重賞3勝のシルポートをはじめ、阪神牝馬Sの勝ち馬サウンドオブハートやカフェブリリアントなど活力に満ち溢れています。

本馬は2018年の北海道サマープレミアムセールの出身で、2019年8月にJRAでデビュー。JRAでは3戦してすべて2ケタ着順でしたが、東京ダート1300mの3戦目はメンバー中3位タイの上がりの脚を使っています。その一戦を最後にオークションに出品され、佐賀に移籍。オークション後に放牧先で右トモに外傷を負った影響で、半年ほどの休養を挟みましたが、移籍初戦は2番手追走から食い下がっての2着と好内容で、移籍2戦目にはダート1300m戦を鮮やかに逃げ切り、後続に6馬身差をつける圧勝で初勝利を挙げています。その後は2戦して6着が最高となっていますが、まだ馬はキャリアも浅く、成長途上といった印象。新天地での息の長い活躍が期待されます。

【本馬についての現状説明】
480kg級の見栄えする馬格の持ち主でもありますし、まだまだ力をつけていくのではないかと思います。オーナーサイドの頭数整理による出品ということで、このタイミングでのオークションは残念です。（佐賀競馬・池田忠好調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※佐賀競馬場・池田忠好厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：廣松　金次