エイシンフォーラン　A Shin Voran　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父エイシンアポロンは、2歳時から王道路線を走り京王杯2歳S（JPN2）1着後、朝日杯FS（JPN1）でローズキングダムの2着、弥生賞（G2）はヴィクトワールピサの2着など世代トップレベルの実力を示し、その後長い休養期間を挟み、4歳秋に富士S（G3）とマイルCS（G1）を連勝し、G1ホースの仲間入りを果たしました。産駒の傾向としては、芝・ダートを問わず、芝は1200m～1800m、ダートは1400m以上を得意としている馬が多く、父同様スピードとパワーを生かしたレース振りが特徴的です。

一方、母系は成長力に溢れた系統で、祖母にエイシンサンサン（小倉3歳S・G3、エリザベス女王杯・G1 3着）近親にエーシンリターンズ（チューリップ賞・G3 3着、桜花賞・G1 3着）エーシンニーザン（阪神スプリングジャンプ・JG2）、エーシンディーエス（京都ハイジャンプ・JG2、京都ジャンプS・JG3）、エイシンクリック（ステイヤーズS・G2 3着）など重賞路線での活躍馬を多く輩出しています。

本馬は、3歳1月京都ダート1800mでデビュー。前残りの展開の中後方からじわじわと脚を使い、勝ち馬から1.2秒差の9着とまずまずの内容でした。続く3戦目となる阪神芝1800m戦では、中団内目からレースを進め、残り600mからステッキが入るも直線は手応え以上の伸びを見せ3着と変わり身を見せましたが、その後3戦続けて芝のレースで苦戦が続きました。しかし7戦目となる札幌ダート2400m戦では、外枠から仕掛けて先行し、出入りの激しい競馬の中、残り800mから強気に先頭に立ち、そこから追い通しになるも最後までしぶとく粘り3着と好走。差し有利の展開の中、早めに動いた分を考えれば非常に中身は濃く、ダートの長丁場の適性を発揮しました。
勝ち馬のリヴィエラはその後1勝クラスをすぐに勝ち上がり、現在2勝クラスで上位争いをする程のレベルの高い馬となりました。
続く8戦目の札幌ダート2400m戦でもそのスタミナとしぶとさを生かし2着となりましたが、結局JRAで勝ち上がる事は出来ませんでした。しかし、ポテンシャルの高さは証明できており、転厩先の園田競馬では2戦目で順当に勝ち上がりました。馬体重は505㎏と馬格は十分で、ダートの長丁場であれば安定して力を発揮します。
まだ3歳と若く、母系から来る成長力を加味すれば今後のさらなる飛躍が期待されます。

【本馬についての現状説明】
園田競馬で6戦1勝2着2回､掲示板を外したのは1度だけで勝ち味に遅いところはありますが､距離は長くても良いタイプです｡出走制限の対象ではありませんが､前走後に時間をおいて微量の鼻出血が初めてあり､リフレッシュ放牧をさせて1ヵ月になります｡（園田競馬・森澤友貴調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※京北育成牧場（京都府京都市右京区京北上中町稲谷）に在厩しており、預託料は4,000円/日（税抜）です。
7月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦