セイカアーナンダイ　Seika Anandai　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父タイムパラドックスは3歳3月の遅いデビューでしたが、新馬、500万下を連勝し、青葉賞に挑戦。ここでは11着に終わりましたが、休養を挟んで4歳秋以降にメキメキと力をつけていきました。6歳1月の平安Sで重賞初制覇を飾ると、その後もタイトルを積み重ね、秋のジャパンCダートでアドマイヤドン以下を下してG1初制覇。翌年は川崎記念、帝王賞、JBCクラシックと大レースを立て続けに制覇。8歳時にもJBCクラシックを制覇するなど、息の長い活躍を見せた名馬です。産駒も圧倒的にダートでの活躍馬が多く、南関東の名マイラーだったソルテ(さきたま杯など)や、トウケイタイガー(かきつばた記念)といった交流重賞の勝ち馬を輩出。また、オウマタイム(鎌倉記念、京浜盃)、ドラゴンエアル(報知オールスターC、瑞穂賞、ダービーグランプリ)、セルサス(ハイセイコー記念)といった地方競馬の重賞勝ち馬も多数送り出しており、2015年には地方競馬のリーディングサイアーランキングで4位となっています。

母系を見ますと、母セイカカロブはJRAのダートで5勝を挙げた活躍馬。兄姉もセイカプレストが4勝を挙げ札幌日経OP勝ち、セイカフォルトゥナがJRAのダートで4勝したのち、園田の兵庫クイーンCで2着になるなど、非常に堅実に走っています。祖母サンデーズシスは、ケンタッキーダービー、BCクラシックなどを勝ち、種牡馬として日本の競馬史を塗り替えたサンデーサイレンスの全妹という血統。一族からは中山記念を勝ったトーセンクラウン、ダイヤモンドS2着のサンデームーティエなど、日本の重賞の活躍馬も出ています。

本馬は2019年7月6日に中京ダート1400mの新馬戦でデビューし、16頭立ての12着。その後は一戦ごとに着順を上げ、着差や時計も詰めるなど成長力を発揮しました。5戦目の東京ダート2100m戦では、それまでは遅めだったスタートを決めて好位で流れに乗ると、メンバー中2位タイムの上がりタイムをマークして抜け出し、半馬身差で勝利。12頭立て11番人気の低い評価を覆して初勝利を挙げています。その後は東京ダート2100mに照準を絞ってローテーションを組んでいますが、馬場や展開に泣かされて思うように着順が上がってこない現状です。それでも、夏を越すごとに馬体面が成長して戻ってきており、父同様の晩成タイプといえるでしょう。現状ではJRAの1勝クラスでは自分の競馬に持ち込めませんが、地方競馬で相手関係も楽になれば変わり身を見せてくれそうです。なお、精神面では普段からカリカリしたところがあり、2走前の10月10日にはゲート内で立ち上がったため発走調教再審査となりました。このときは縛って対処し、試験に合格しています。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2020年10月10日の競走（2走前）において枠内駐立不良となっており、発走調教再審査の制裁を受けています。
転入先の競馬場によって発走検査等を課されることがありますので、必ず各主催者にお問い合わせのうえ、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内グロースフィールド（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は7,800円/日（税抜）です。
11月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：久米　大