ボナヴィーゴ　Bonavigo　　牡　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディープインパクトは無敗のままクラシック3冠を制した日本競馬史上に残る名馬です。3歳暮れの有馬記念ではハーツクライの2着に敗れて初黒星を喫しましたが、翌年には天皇賞・春、宝塚記念に優勝し、秋には凱旋門賞に挑戦。日本馬初勝利の大きな期待がかかりましたが、3位入線後、禁止薬物が検出されたためまさかの失格処分となりました。しかし、帰国後はそのショックを吹き飛ばす走りで、ジャパンC、有馬記念を優勝し引退。サンデーサイレンスの最高傑作として大きな期待を集めて種牡馬入りしました。初年度から桜花賞馬マルセリーナや、3歳にして安田記念を勝ったリアルインパクトらが活躍し、その後も続々とG1馬を輩出。2012年からリーディングサイアーの座を譲ることなく、ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズ、コントレイルと日本ダービー馬も続々と輩出。また、国内だけでなく、世界からもその血が求められ、ビューティーパーラー、サクソンウォリアー、ファンシーブルーといった欧州調教のG1馬も出しており、世界に誇れる大種牡馬と言えるでしょう。

母系を見ますと、母ラッシュラッシーズはコロネーションS、ヨークシャーオークス、メイトロンSと英、愛でG1を3勝した名牝。一族からはドイツダービー馬Buzzwordや、日本で大阪杯などに優勝し、豪州に移籍してG1で活躍したAmbitiousなども出ています。5代母のFiesta Funは英G1ヨークシャーオークス3着などの活躍馬で、凱旋門賞馬Saumarezの母。節目、節目で大物を送り出す重厚感あるファミリーです。

本馬は2018年1月8日に京都芝1600mの3歳新馬戦でデビュー。現オープン馬のレッドレオンとクビ差の接戦を演じて2着となりました。4戦目の中京芝1600m戦では、やはり現オープンのペプチドバンブーを破って初勝利を挙げると、昇級初戦の早苗賞でも3着と差のない競馬を見せました。ただ、その後は少し決め手に欠けるような競馬が続いたこともあって、3歳秋からはダートに転戦。徐々に着順をまとめると、今年3月の中京1200m戦で好位から抜け出し、3馬身差の完勝で2勝目を挙げています。さすがに2勝クラスに入ると楽ではありませんが、昇級初戦の阪神1200m戦は9着ながら0秒7差、10月の中京1200m戦では0秒5差の6着と、まるで通用していないわけではありません。脚元や健康面には何の不安もなく、コンスタントに競馬を使っていけるタイプ。地方競馬で相手関係が楽になれば、十分な活躍を見せてくれるでしょう。さすが良血のディープインパクト産駒というところを見せてくれるはずです。
なお現在、右前管骨に骨瘤を発症していますが、痛みはありません。また、左口角が少し切れています。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
11月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉田　和美