ドーン　Dawn　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父キンシャサノキセキは高松宮記念連覇を含む重賞7勝を挙げた快速馬。種牡馬入り後はモンドキャンノ（京王杯2歳S、朝日杯フューチュリティS2着）やシュウジ（阪神C）、サクセスエナジー（さきたま杯）、カシアス＜Kemono＞（函館2歳S）、ヒラボクラターシュ（佐賀記念）、ジュランビル（フィリーズレビュー3着）など多くの産駒が活躍を収めており、今年は皐月賞3着のガロアクリーク（スプリングS）、3戦全勝でＮＨＫマイルCに駒を進めたルフトシュトローム（ニュージーランドT）、盛岡重賞3連勝中のフレッチャビアンカ（ダービーグランプリ）がグレード競走を制覇。近年では地方競馬や中央ダートサイアーランキングの上位にもランクインし、さらなる飛躍を遂げています。

一方、母系はファルマスS、チェリーヒントンSともに3着のRun Honeyを5代母に、プリンセスエリザベスS2着、コロネイションS3着のHoney Portionを4代母に持つ、英国由来のファミリー。近親にはSplendent（ジムクラックS、サラマンドル賞3着）やEl Maimoun（ツークンフツレネン）、Bankable（アルファヒディフォート、ドバイデューティフリー2着）、Aim for the Top（キウスーラ賞）、Dance to the Top（フィリーズマイル2着）、Polar Bear（MRCアンダーウッドS2着）といった世界各国における活躍馬が並んでおり、母シャイナムスメはのちのG1馬エイジアンウインズに競り勝った宝ケ池特別など中央4勝とポテンシャルの高さを示しています。
また、キンシャサノキセキ×ブライアンズタイムの配合からは、中央4勝キタサンガンバ（浦安特別、彦星賞）など、複数の勝ち馬が出ています。

本馬は2018年北海道サマープレミアムセールにて648万円で取り引きされ、2019年10月14日に京都競馬場の2歳新馬戦（ダート1200m）にてデビューしております。初戦はスタートから前につけてレースを進め、直線で後続馬に躱されたものの4着に粘り込み、能力を示していました。3ヵ月後の2走目は案外でしたが3・４・５走目では初戦で見せた先行力を発揮して掲示板を確保しており勝ち星も遠くないと思われたものの、6走目ではやや陰りが見えて9着と大きく負けたことから、2020年9月に大井競馬に移籍しております。移籍後は最初の2戦はやや足踏みしたもののその後は掲示板を確保し続けており、実に馬主孝行な活躍を見せておりました。しかしながら2020年11月17日のレース後に歩様の乱れがあり、レントゲン検査を実施したところ左腕節の橈側手根骨近位に骨折が判明し、休養を余儀なくされています。
中央では先行策でしっかりと着を拾っていた本馬ですが、地方移籍後は後ろから上がりの早い競馬も出来るようになり、レースぶりに幅ができておりました。骨折に際して6か月の傷害見舞金を受給しているため来年1月17日まで南関東では出走できませんが、これまで馬主孝行な活躍を見せてくれていた本馬ですので、完治後には同様の活躍が期待できることでしょう。何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
悪癖などはありませんが、気分が乗らないと馬場を回らないことがありました。また、骨折部位とは別に両腕節に骨膜があります。（大井競馬小林・福田真広調教師）


※2020年11月17日に左腕節の橈側手根骨近位の骨折を発症。骨折に際して6か月の傷害見舞金を受給しているため来年1月17日まで南関東では出走できません。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※大井競馬小林分厩舎・福田真広厩舎（千葉県印西市小林）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：酒井　孝敏