ナムライダテン　Namura Idaten　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ミッキーアイルは2歳時から圧倒的なスピードを武器に活躍し、2戦目の未勝利戦では京都芝1600mで1分32秒3の2歳日本レコードをマークしました。そこから連勝を重ね、3歳時はシンザン記念、アーリントンCと連勝し、NHKマイルCも逃げ切って5連勝でG1初制覇を果たします。3歳で挑んだ安田記念では16着と古馬に壁に跳ね返されましたが、秋にはスワンS制覇。4歳時は0勝に終わりましたが、5歳時の阪急杯で久々の重賞勝利を飾り、高松宮記念、スプリンターズSで2着となったのち、マイルCSで2度目のG1制覇を飾っています。現3歳世代が初年度産駒で、メイケイエールが小倉2歳Sで産駒の重賞初勝利を飾ると、続くファンタジーSも制覇。阪神JFでも4着と世代上位の能力を見せています。また、ダートで新馬勝ちしたデュアリストは3連勝で交流G2の兵庫チャンピオンシップを快勝。芝、ダートを問わず、産駒は父譲りの圧倒的なスピード能力を武器に活躍しています。

母系を見ますと、母ナムラアピアはJRAのダートで3勝。半姉ナムラドリーが笠松、南関東で計7勝を挙げるなど、3頭の兄姉は地方競馬で複数の勝利を挙げています。祖母ストロングソレイユは芝、ダートを問わず1000m戦で計3勝。その半兄には南関東の重賞で好走したストロングゲットがいます。4代母Dictinaは米国のG3勝ち馬。6代母Chambordはヨークシャーオークス3着の活躍馬で、仏2000ギニーなどを制し、種牡馬としても大成功したCaroの母。その子孫には世界各国の重賞で活躍しており、帝王賞を勝つなど南関東で一時代を築いたコンサートボーイなども同じ一族です。

本馬は2020年12月19日に阪神ダート1200mの新馬戦でデビュー。好馬体の持ち主で調教内容も良く、3番人気と高い支持を集めました。ただ、なかなかゲートに入らずに難しい面を見せ、ゲートがあいてからもなかなかダッシュがつかずに後方からの競馬に。勝負どころで馬群から離れた位置になってしまいましたが、3、4コーナーでステッキが入ってからは反応し、直線もゴールまでしっかり脚を使って14頭立ての7着まで追い上げてゴールしました。ラストの伸びは際立っていただけに、ちょっともったいないレースぶりだったと言えるでしょう。ゲート入りに関しては指示しすぎるとゴネてしまうようなところがありますが、馬が納得してしまえば素直に言うことを聞くため、2戦目以降は問題ありません。また、ダッシュもつくようになってきています。デビュー前の期待度や馬の雰囲気からすると物足りない現状ではありますが、徐々にいい方向に向かっているのは確かでしょう。まだ若さがあって集中できていないようなところがあり、前脚の球節が疲れやすいようなところもあります。これから心身ともにしっかりしてくれば、本来の高いポテンシャルをレースで発揮できるようになるでしょう。高い将来性を秘めた一頭です。
なお現在、両トモに繋皸（けいくん）を発症しています。添付の画像をご確認ください。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2020年12月19日の競走において、枠入り不良となっております。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,000円/日（税抜）です。
1月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：奈村　睦弘