メイショウカッサイ　Meisho Kassai　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父メイショウボーラーはデビュー4連勝で小倉2歳S、デイリー杯2歳Sに優勝。その後のG1ではあと一歩勝ち切れない競馬が続きましたが、4歳を迎えてダートに舞台を移すと詰めの甘さが解消。ガーネットS、根岸SとG3を連覇し、続くフェブラリーSで待望のG1初制覇を飾りました。その後は白星から遠ざかったものの、スプリンターズSで2着に食い込むなど、スピードを生かす距離ならば芝、ダートを問わずに活躍を続けました。種牡馬としても芝、ダートの双方で一流馬を輩出しており、JBCスプリントを勝ったニシケンモノノフ、兵庫チャンピオンシップを勝ったエキマエ、アイビスサマーD勝ちのラインミーティア、ファンタジーS2着のショーウェイなどが活躍。ブレシアイル(水沢・ビギナーズC)、トモジャクール(佐賀・カンナ賞)、ダンツブルース(佐賀・大観峰賞)といった地方競馬の重賞勝ち馬も多く送り出しています。

母系を見ますと、母フミノシンデレラはJRAのダート短距離で2勝。半兄フミノムーンはOP特別2勝を含む6勝を挙げ、京阪杯、シルクロードSで3着となるなど重賞でも活躍しました。その他の兄姉は地方競馬で多くの白星を挙げています。近親にも京都2歳S3着のテイエムダイパワーなどOP活躍馬が多く、3代母Baldski's Holidayは米G3ナタルマSの勝ち馬。その息子のミラクルタイムは外国産馬として日本で走り、京都4歳特別、毎日杯と重賞を2勝しています。他ににも一族には米G1ピムリコスペシャルH勝ちのIncludeを筆頭に多数の活躍馬が出ており、スピードとパワーに優れた牝系となっています。

本馬は2019年9月16日に阪神芝1200mの新馬戦でデビュー。3番人気の評価を集め、好位追走から直線も粘って0秒3差の4着となりました。2戦目の京都芝1200m戦も4着となると、3戦目は目先を変え、京都ダート1200m戦に出走。ここでも好位につけるスピードを見せたうえに、メンバー2位の上がりタイムをマークして、現3勝クラスのグラナリーの2着。同舞台の4戦目を逃げ切って初勝利を挙げています。1勝クラスに昇格してからは思うような競馬ができないケースもありますが、昨年9月の中京ダート1200m戦では15頭立ての5着と掲示板を確保。すんなり先行できたときは上々の粘りを発揮しています。前走はデビュー2戦目以来の芝となる中京芝1600m戦に出走しましたが、ペースが上がってから早々と後退するかたちとなり最下位。タイムオーバーのため1カ月の出走制限を受けました。この走りからしても、やはりダートの短距離で先行力を生かす形がベストなのでしょう。大事に使われてきたためキャリアもまだ浅く、そのぶん伸びしろも見込める馬。地方競馬で相手関係が楽になり、自分の形で競馬ができるようになれば、まだまだ活躍してくれるでしょう。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2021年2月11日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2021年1月11日（月）　1回中京4日　12R　4歳以上1勝クラス　　芝1600m（良）
　　　結果16着　　タイム1:39.1（1着馬からのタイム差5.1秒、5着馬からのタイム差4.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ムロタホーストレーニング（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
1月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄