メイショウヤワラギ　Meisho Yawaragi　　牝　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父メイショウサムソンは2006年に皐月賞、日本ダービーに優勝。菊花賞は4着に敗れ、3冠達成は逃しましたが、古馬になってからも活躍を続け、4歳時には天皇賞の春秋制覇を達成しました。5歳時は勝ち鞍こそ挙げられませんでしたが、天皇賞・春、宝塚記念で2着。非常にタフで、若い時期から活躍し、長く一線級で走り続けました。その特徴は産駒にも受け継がれています。初年度産駒のサムソンズプライドは、未勝利から3連勝でプリンシパルSを制覇。いったん降級し、6歳時にオープンに返り咲きました。同じく初年度産駒のトーセンアルニカは、3歳時に格上挑戦したエリザベス女王杯で4着に好走し、5歳時にも勝利。デンコウアンジュは2歳時にアルテミスSを制し、6歳時に福島牝馬S、7歳時に愛知杯を勝ちました。3歳時から重賞で活躍を続けたフロンテアクイーンも、重賞初制覇は6歳時の中山牝馬Sと、とにかく息の長い活躍を見せるのが特徴です。地方でも、3歳夏以降に本格化して笠松で重賞4勝を挙げたノゾミダイヤなど、重賞での活躍馬が目立っています。

母系を見ますと、半姉アイアムヒメは福島芝1200mで1勝。伯父のメイショウツチヤマはJRAのダートで5勝を挙げてOPまで出世し、その後は高知に移籍して13勝。二十四万石賞など重賞4勝を挙げました。祖母カパルアベイはJRA1勝。近親にはききょうS勝ちのマイネルサニベルなどがいます。3代母カパルアは米G1マザーグースSやCCAオークスなどを制したFiesta Galの半妹。一族には米G1ビングクロズビーH勝ちのIn Summationなど多数の重賞活躍馬が名を連ね、さらに溯れば英2000ギニーなどを制し、日本で種牡馬として活躍したノノアルコなども同じファミリーの出身です。

本馬は2018年10月6日の京都芝1600mの新馬戦でデビュー。現オープンのランブリングアレーから0秒2差の5着に逃げ粘ると、その後も先行力を生かした競馬で着順をまとめ、初ダートとなった3戦目の阪神1800m戦でも3着。3歳春以降は常に上位争いに食い込むようになり、6月23日の阪神ダート1200m戦で2番手から押し切って待望の初勝利を挙げました。その後は年明けまで休養しており、昨年2月に復帰。1勝クラスの短距離戦だとすんなり先行できないケースもあり、なかなか着順も上がってきませんが、3月の阪神ダート1200m戦では2番手から粘って0秒8差の7着。8月の小倉芝1200m戦では12着ながら0秒6差と、うまく流れに乗れたときにはそれほど差のない競馬もしています。JRAの1勝クラスを勝ち切るにはワンパンチ足りない現状ですが、ダート1200mで1分11秒9の持ち時計もあり、地方競馬で相手関係が楽になれば、即戦力として活躍してくれるのではないでしょうか。中1週、中2週でも結果を出しているようにタフなタイプで、父の産駒らしく、息の長い活躍を見せてくれそうです。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ムロタホーストレーニング（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
1月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好隆