エンパイアブレイズ　Empire Blaze　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父ネオユニヴァースはミルコ・デムーロ騎手とのコンビでクラシック春二冠（皐月賞、日本ダービー）を達成。種牡馬入り後の活躍も目覚ましく、初年度産駒からアンライバルド（皐月賞）、ロジユニヴァース（日本ダービー）、イタリアンレッド（サマー2000シリーズチャンピオン）らを輩出し、以降もヴィクトワールピサ（ドバイワールドC、有馬記念、皐月賞）、ネオリアリズム（クイーンエリザベス2世C）、サウンズオブアース（ジャパンC2着、有馬記念2着、菊花賞2着）、グレンツェント（東海S、レパードS、川崎重賞2勝）、そして昨年重賞ウイナーの仲間入りを果たしたウェスタールンド（アンタレスS、チャンピオンズC2着、東京大賞典3着）等々、海外重賞から地方のダート重賞に至るまで、幅広く活躍馬を送り続けています。

一方、母系はForest Flower（愛1000ギニーなど英愛重賞を4勝）を産んだLeap Lively（英重賞2勝、英オークス3着）を5代母に持ち、ブルーグラスSなど米国でG1・3勝を挙げて種牡馬入りしたHigh Yieldなどもこのファミリー。近親には落札価格300万ドルで日本に輸入されたキャッチアグリムス（ベルモントオークスなど米G1・2勝）や、米重賞勝ち馬Old Foresterらが名を連ねており、おばカネトシビバーチェは中央で4勝を挙げ、準OPで2着4回、3着6回と活躍。全兄ロンリーウェイは中央好走後、南関東・岩手において既に3勝を収めています。

本馬は2020年1月19日に中山競馬場の3歳新馬戦（芝1600ｍ）にてデビューしております。初戦ではややゲートで出遅れてから前に追いすがって行き中団につけておりましたが、足を使った分直線で伸びずに敗れています。2走目と3走目ではダートに移って変わり身を期したもののあまり良いところを見せられずに終えており、やや力不足と見られたことから2020年7月に岩手競馬へ移籍しております。移籍後は6着、7着、5着とパッとしないレースが続いておりましたが移籍4走目と5走目ではハナを奪ってタイム差の少ない2着に粘り込んで力を見せ始めると、5走目では終始先頭を譲らない強さを見せて初勝利を挙げております。さらには舞台を笠松に移した移籍初戦では道中後方につけて直線一気の末脚を披露し、体の成長とともにレースセンスも光るものを見せてくれております。
地方移籍後着実に成長を続けており、まだ4歳と今後の伸びしろにも十分に期待できる1頭です。昨年末の除外の影響か前走は振るいませんでしたが、体制さえ整えばまた本馬本来の走りを見せてくれることでしょう。また、同血の兄も地方で3勝を挙げていることから血統的にも地方競馬への適性は十分と言えますので、現在の笠松だけではなく南関東やほかの競馬場でも合うかもしれません。
現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走（1月12日）後の馬房内で鼻出血が確認されました。出走制限などの制裁は受けていません。また3走前（12月2日）にはゲート内で立ち上がり、駐立注意を受けています。（笠松競馬・東川公則調教師）


※2020年12月31日の競走にて、装鞍所において馬体故障のため競走除外となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ホースファーム・カトー（岐阜県各務原市須衛稲田）に在厩しており、預託料は4,500円/日（税抜）です。
1月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小原　準一郎