エスケイエンジェル　S K Angel　　牝　５歳　　※地方競馬　在籍

2019年のNAR2歳最優秀牡馬ヴァケーション（Jpn1・全日本2歳優駿）をはじめ、すでに地方重賞ウイナーが10頭以上も誕生しているエスポワールシチー産駒の5歳牝馬です。

その父は競走馬時代、2009、2010年と2年連続でJRA最優秀ダートホースに輝いた伝説の砂王。ジャパンカップダート、フェブラリーSの連勝劇をはじめ、南部杯、かしわ記念を各3勝、金沢で行われたJBCスプリント優勝など、多くの蹄跡を残しました。そして、現在は種牡馬として冒頭のような大活躍ぶり。しかも、重賞級はもちろんのこと、競馬場、距離、クラスを問わず、数多くの勝ち馬を輩出し続けており、地方競馬における勝馬率は、驚異の約80％。産駒全体のレベルの高さは火を見るよりも明らかで、昨年2020年は地方サイアーランキングで堂々と10位にランクインを果たしました。父ゴールドアリュールや、サウスヴィグラスといった絶対的ダートサイアーが不在となった現在、地方競馬にて大きな信頼を勝ち得ることは、もはや時間の問題ではないでしょうか。

一方、母ダイナルシャトーは本馬を含めて、地方で9頭もの勝ち馬を輩出している賢母。しかも初仔キングセンプーの36戦を皮切りに、ウエストフィールドが51戦、ミスアヤが39戦、タルトフリュイが143戦、クレイジーダイヤが63戦と、本馬の兄姉にはタフで息の長い競走生活を送る馬が目白押しです。さらに、近親には5歳時に安田記念を優勝し、最優秀4歳以上牝馬にも選出されたスイートネイティブや、古馬になってから本格化した個性派ジュネーブシンボリなどがおり、母系は丈夫さと豊富な成長力を兼備。年が明けて、5歳になったばかりの本馬ですので、まだまだ伸びしろは十分にあるでしょう。

本馬は2歳8月に船橋競馬場でデビュー。後に羽田盃を制し、交流重賞でも活躍を果たしているミューチャリーにこそ遅れてしまったものの、しっかりと2着は確保します。2戦目、3戦目も勝利こそ掴めなかったものの安定した走りを見せ迎えた4戦目の交流競走。中団追走から徐々にポジションを上げていくと、直線でも力強く伸びて、中央馬などを下して初勝利を挙げます。その後も安定した走りを見せ、3歳時には東京プリンセス賞にも出走。そこで揉まれた経験が生きたか、同秋にはC1クラスで2勝目を挙げます。2勝目を挙げた以降はB3クラスで堅実な成績を残すものの、勝利までには至らず。しかし、4歳7月の大井・ダート1600m戦では、3番手追走からメンバー中最速の上がりの脚を繰り出し、完勝。3勝目を挙げます。昇級後も2戦連続4着といい走りを見せていましたが、ここ3戦は思ったほどの結果を得られていないことから、このタイミングでサラブレッドオークションに出品の運びとなりました。
まだ5歳ですし、前走も9着とはいえ勝ち馬とは0.9秒差。立ち直ればまだまだ通用する力はあるはずです。産駒が地方競馬で活躍しているエスポワールシチーを父に持っていますし、新天地への移籍がいいキッカケとなり、活躍してくれることを願っています。

【本馬についての現状説明】
脚元を含めてどこも問題はありませんし、今後もコンスタントに使っていけると思います。（船橋競馬・張田京調教師）


※2020年6月8日の競走（川崎・桔梗特別　B2二）中に向正面で騎手が落馬したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ブルーステーブル・ヤマノ分場（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は6,000円/日（税抜）です。
1月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：伊藤　輔則