ラッジョディソーレ　Raggio di Sole　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父アジアエクスプレスはダートでデビュー2連勝を飾り、初めての芝挑戦となった朝日杯FSをも快勝して最優秀2歳牡馬の座を獲得。翌年にはレパードSを楽勝し、芝・ダート両重賞を制しての種牡馬入りとなりました。1年目から175頭の種付けオファーを集めると、翌年には200頭を超える交配数をマークするなど、4年連続での“BOOK FULL”が期待の大きさを物語ります。待望の初年度産駒は昨夏より順次デビューしており、ニシノミズカゼが2歳レコード勝ち、ソロユニットがエーデルワイス賞で重賞制覇を果たしNAR2歳最優秀牝馬に輝くなど、まさに絶好のスタート。他にも今春のはやぶさ賞で中央2勝目を挙げたキモンブラウンなどが加勢し、父ヘニーヒューズを超える活躍まで視野に入ってきそうな情勢です。

一方、母系は名馬マルゼンスキーらと同じくQuill（エイコーンS、マザーグースS、メイトロンS、デラウェアH、ガーデニアS）の血を継ぐ強力ファミリー。曾祖母Last Featherは英重賞の勝ち馬で、英オークス3着馬。近親にはオーサムフェザー（BCジュヴェナイルフィリーズ、ガゼルS）やBajista（ブエノスアイレス大賞）といったビッグネームが並んでおり、おばにビワグッドラック（ローズS2着）、いとこにシルクフェイマス（AJCCなどG2・3勝、宝塚記念2着、有馬記念3着）やケンブリッジエル（シルクロードS3着）と活況。半兄バリエンテは中央で勝ち上がり、半姉バプテスマは金沢1勝後、名古屋で7勝を挙げています。

2月20日の阪神・3歳新馬（ダ1400m）では、後方のまま見せ場もなく終わり、ほろ苦いデビューとなりました。そこで立て直しを図るべく5ヶ月ほど休養を挟み、7月17日の小倉・3歳未勝利（ダ1700m）へ。やはり前走同様、後方からのレースとなりましたが、最後の直線では内から鋭く伸び、上がり3ハロンタイムは上位馬と遜色のないものでした。ただ、3歳未勝利番組終了まであと僅かになった現状、次走の優先出走権がない中では今後の予定を立てることは難しく、さらに今週から2場開催となると、多くの困難が予想されます。このタイミングでサラブレッドオークションに出品する運びとなりました。
これといった悪癖はなく、また脚やノドに不安のないことは本馬のストロングポイント。また、休養前は栗東の坂路調教でラスト1ハロン13秒0を切ることができませんでしたが、帰厩後、7月7日に12秒8、前走の最終追い切りとなった7月14日も12秒9をマークするなど、明らかに調教内容が良化。しかも7日の時計は54.0-38.7-25.3-12.8と、各ハロンで自己ベストタイムをマークしました。ここに来て、成長力を窺わせています。またダート短距離戦で活躍が目立つアジアエクスプレス産駒でもありますので、地方競馬の適性も十分見込めるでしょう。新天地での本格化を願っています。
なお、両前脚管の内側上部に骨瘤が出ていますが、痛みはありません。また、右前球節が少しモヤッとしています。両トモに皮膚病が見られます。立ち写真撮影中に暴れ、左後肢は落鉄しています。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：畑佐　博