ナイトジュレップ　Night Julep　　牡　６歳　　※中央競馬　登録抹消

父マツリダゴッホは4歳時に名牝ダイワスカーレットを差し切り、有馬記念を制覇。“サンデーサイレンス最後の大物”として重賞6勝を含む10勝を挙げての種牡馬入りとなりました。初年度産駒からウインマーレライがラジオNIKKEI賞で重賞勝ちを収めると、以降もロードクエスト（スワンSなど重賞3勝）やマイネルハニー（チャレンジC）、クールホタルビ（ファンタジーS）、アルマワイオリ（朝日杯フューチュリティS2着）、エントリーチケット（タンザナイトS）など次々にOP馬を送り出しており、現3歳世代ではウインアグライア（若駒S、コスモス賞、フローラS5着）やリンゴアメ（函館2歳S、マーガレットS4着）らが活躍。改めてその能力の高さをアピールしています。

一方、母系はKingpost（ジムビームS、ベルモントS2着）を産んだFlaxenを5代母に、タニノスイセイ（北九州記念、朝日チャレンジC）を産んだタニノシーバードを4代母に、アネモネSの勝ち馬タニノクリスタルを曾祖母に持つ名門ファミリー。近親には第69代の日本ダービー馬タニノギムレットの名が燦然と輝いており、半兄ローズジュレップ（兵庫ジュニアグランプリ、川崎重賞・クラウンC、全日本2歳優駿3着）をはじめとして、出品本馬を含むきょうだい7頭すべてが勝ち上がっている点も見逃せません。

本馬は2歳12月に中山・芝1600m戦でデビュー。芝ではそこまで走れませんでしたが、3戦目でダート短距離戦に出走し、前々で運ぶと、直線でもしぶとく粘って勝ち馬から0.6秒差の4着に入線します。その後も惜しい競馬こそ見せるものの、なかなか初勝利を挙げることができませんでしたが、その年の最後の最後の未勝利戦で、内田博幸騎手を背に激走。奇跡の初勝利を果たした姿は、今も忘れられません。
500万下（現1勝クラス）で足踏みを続けたことから、障害競走に活躍の場を求めると、5戦目で障害馬としても初勝利を挙げます。昨夏は夏バテが長引いたこともあり休養に充て、今年の1月に復帰。3月のレースで8着となった際に、障害飛越で両前蹄球をぶつけて流血したことから、再度の休養。その後、患部は良くなり、復帰に向けて7月中旬にトレセンに入厩しましたが、先週、左前脚に熱感があったためエコー検査を受けたところ、浅屈腱炎を発症していると診断されました。程度としてはそこまで重くはないものの、障害競走では脚元に掛かる負担が大きいことなどを考慮して、このタイミングでサラブレッドオークションへの出品となりました。
前述の通り、弟に兵庫ジュニアグランプリ（Jpn2）を制し、NAR最優秀2歳馬に輝いたローズジュレップ、JRAで2勝を挙げているグルアーブ、先日福島で未勝利戦を勝ち上がったホウオウジュレップがいる活気ある血統背景を見ると、脚元が回復して無事に復帰することが出来れば、まだまだ活躍しても不思議はありません。新天地への移籍がいいキッカケになってくれることを願っています。
また、4歳の4月頃からDDSPっぽい症状があり、舌を縛ってレースに臨んでいました。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※2021年7月15日に左前脚に浅屈腱炎を発症。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ノルマンディーファーム小野町（福島県田村郡小野町飯豊）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング