リュウノデイ　Ryuno Day　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

父イスラボニータはいちょうS、東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯、そして皐月賞と4連勝でクラシックのタイトルを獲得し、1番人気で迎えた日本ダービーは3/4馬身差の2着。秋のセントライト記念快勝後、勝ち星からは見放されたものの、3、4歳時の天皇賞・秋で3着、4、5歳時のマイルCSでは3着、2着と常にトップクラスの活躍を見せ、6歳時のマイラーズCで久々の勝利を収めると、ラストランとなった阪神Cで6つ目の重賞を制覇を果たし、引退の花道を飾っての種牡馬入りとなりました。初年度は170頭にのぼる種付けオファーを集め、そのファーストクロップたちが今夏よりデビュー。6月23日、門別の新馬戦においてショウリノマイが楽々と産駒初勝利をマークすると、7月4日、福島・2歳新馬戦ではニシノレバンテがこちらも堂々の1番人気に応えてJRA初勝利を収めています。フジキセキの有力後継馬としての完成度の高さはもちろん、豊かな成長力にも大いなる期待が寄せられています。

一方、母系はValdez（スワップスSなど重賞5勝）やティファニーラス（米G1・2勝）、日本ではヤマニンシュクル（阪神ジュベナイルフィリーズ）らの活躍により知名度を上げたSally Starkに遡るファミリー。オレンジピール（4歳牝馬特別など重賞3勝）を産んだバッフドオレンジを4代母に、札幌3歳Sの勝ち馬で桜花賞4着のメローフルーツを曾祖母に持ち、近親にはシャドウデイル（すずらん賞2着）やメイショウダジン（くすのき賞、鳳雛S4着、毎日杯5着）らが存在。半姉のマシェリガールは2歳時にクローバー賞に勝ち、兵庫ジュニアグランプリで4着と好走して見せました。

本馬は2020年北海道オータムセールにて110万円で取り引きされ、2021年7月15日に門別競馬場のJRA認定フレッシュチャレンジ2歳新馬（ダート1100m）にてデビューしております。デビュー前の4月27日の能力検査ではゲートで立ち遅れて他馬に大きく離されたスタートだったものの、道中で集団に追いついてしっかりと走れており、ゲートさえ出られれば勝負になるところを見せて期待されておりました。しかしながら、初戦でもゲートで大きく立ち遅れてしまい、道中でも最内を通りながら外側を気にして集中力を欠いた様子を見せており、直線で鞍上が追う手にも反応が鈍くしんがり負けを喫しております。気性の若さがはっきりと出てしまった敗戦となりましたが、ここまで本馬の能力が全く発揮されていないと言ってよい状況ですので、未知数の可能性を持つ1頭と言えるでしょう。
初戦では全く集中力を欠いて終始競馬に参加していなかった本馬ですが、能力検査ではしっかりと前を行く馬を追いかける走りを見せており、決して能力的に劣るわけではないようです。これからレースや調教の経験を通して得られるものによっては、大きな変わり身があっても不思議ではないでしょう。キャリア僅か1戦と全く未完成ながらフレッシュな状態の本馬ですので、何卒ご検討くださいますよう宜しくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
気が若いというか幼く、初戦は全く集中して走れておりませんでした。ゲートを出た直後に落鉄していた影響も少なからずあったと思います。（ホッカイドウ競馬・沼澤英知調教師）


※旋回癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・沼澤英知厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：蓑島　竜一