アンドロイド　Android　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父リオンディーズはキャリア一戦で朝日杯フューチュリティSを制し、最優秀2歳牡馬に選出。脚部不安により日本ダービー5着がラストランとなりましたが、種牡馬1年目から191頭に及ぶオファーを集め、続く2018、2019、2020年も140頭以上に種付けを行う人気ぶり。注目の初年度産駒が昨夏よりデビューを迎えると、リプレーザ（兵庫チャンピオンシップ）やピンクカメハメハ（サウジダービー）、アナザーリリック（アネモネS）、ヴェールクレール（ききょうS3着）、ティアップリオン（黒竹賞、青竜S4着）、タガノディアーナ（つばき賞2着、チューリップ賞4着）、アビッグチア（由比ヶ浜特別）、フォイアーロート（湯の川温泉特別）など、芝・ダートを問わず、すでに中央・地方で計49頭が勝ち上がりを決めています。キングカメハメハの直仔であり、母は名牝シーザリオ、兄弟にG1馬エピファネイア、サートゥルナーリアがいる珠玉の血統は必ずや成功へと結び付くはずです。

一方、母系はフリゼットSの覇者Preachを産んだNarrate（フォールズシティH）を5代母に、種牡馬Minardi（ミドルパークS、フィーニクスS、愛2000ギニー3着）やTale of the Cat（キングズビショップS、ホイットニーH2着）を産んだYarnを4代母に持つ良血ファミリー。近親には欧米2歳王者ヨハネスブルグ（BCジュヴェナイル、ミドルパークS、モルニー賞、フィーニクスS）の名が光り輝いており、いとこには日本の重賞勝ち馬ハッピーアワー（ファルコンS、デイリー杯2歳S3着、シンザン記念5着）が存在。おじサクセスフェイト（クリスマスキャロル賞）、おばサクセスシルエット（カーネーションC）ともに中央で特別勝ちを収めています。

昨年の8月のデビュー時の最終追い切りでは、栗東芝コースで6F77秒台、5F62秒台、ラスト1Fも12秒台でまとめるなど、能力の一端を披露。デビュー戦となった小倉・2歳新馬（芝1200m）では、のちの重賞ウイナーであるメイケイエールの5着に好走しました。しかしその後、脚部不安を発症。年末に復帰し、翌年4月までに4戦を消化しましたが、残念ながらデビュー戦とは程遠い結果と内容で、このまま中央で続戦しても厳しいと判断し、金沢の現厩舎へ移籍しました。すると、移籍初戦を7馬身差で圧勝。やはりデビュー戦での5着はダテではなく、次走も2着、2走前のA3クラスでも3着に好走しています。まだ3歳と若いゆえに、ソエが出たり、ひ弱い面も感じられますが、それでもデビュー戦から20kg以上も体重を増やしているように、ここまで順調に成長している様子。今後も加齢とともに逞しさが増していくでしょう。即戦力候補としてはもちろんですが、将来性も含めて入札をご検討いただけると幸いでございます。

【本馬についての現状説明】
ソエの影響でパフォーマンスが落ちている時期がありましたが、段々と右トモが強化されていったことに伴い、ソエの方もだいぶ固まってきました。素質と成長力を感じる3歳馬ですので、レベルの高い南関東でも通用しておかしくない馬だと思います。（金沢競馬・金田一昌調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※小松トレーニングセンター（石川県小松市埴田町）に在厩しており、預託料は7,150円/日（税込）です。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：廣村　憲郎