ケイアイキウイ　Keiai Kiwi　　セン　４歳　　※地方競馬　在籍

父パイロはフォアゴーSなど重賞4勝を挙げ、引退後はPulpitの後継者として日本にて種牡馬入り。初年度産駒から地方重賞を席巻しNARにおける新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降もダートサイアーランキングのトップクラスを形成しています。主な産駒にはデルマルーヴル（名古屋グランプリ、兵庫ジュニアグランプリ）やラインカリーナ（関東オークス）、シゲルカガ（北海道スプリントC）、ビービーバーレル（フェアリーS）、ミューチャリー（南関東重賞4勝、ジャパンダートダービー3着）、ハセノパイロ（東京ダービー、ハイセイコー記念）、アクアリーブル（浦和重賞・桜花賞、大井重賞・東京プリンセス賞、関東オークス2着）、そして昨夏のレパードSをレコード勝ちし、先週の福島・ジュライSで4勝目を挙げたケンシンコウらが躍動。10年連続での毎年100頭を超える種付け頭数が、本馬の高い人気と優れた実力を物語っています。

一方、母系は4代母にハッピートレイルズ、曾祖母に名牝シンコウラブリイ（マイルCSなど重賞6勝）を持つ屈指の有力ファミリーで、近親にはムイトオブリガード（アルゼンチン共和国杯）やシンメイフジ（関東オークス）、ロードクロノス（中京記念）、ロードマイウェイ（チャレンジC）、トレジャー（目黒記念2着、セントライト記念2着）、タイセイトレイル（アルゼンチン共和国杯2着）など活躍馬がズラリ。母の全妹にホワイトエレガンス（紫苑S2着）、おばにマイネエポナ（フェアリーS2着）、全兄にクインズサターン（武蔵野S2着、マーチS2着、根岸S3着、門別重賞2勝）、半弟にケイアイロベージ（ユニコーンS3着）と活力に満ち溢れています。
また、パイロ×クロフネの配合からは、前出クインズサターン以外にもジョーフリッカー（兵庫ジュニアグランプリ5着）やブルーメーア（南関東・東海・佐賀14勝）、モスフラワー（佐賀重賞2着2回）、中央在籍2勝馬ゼニス、門別重賞3着レディーアーサーなど、複数の活躍馬が出ています。

JRAデビューを目指して栗東トレセンで調教を積んでいましたが、結局デビューできず、ホッカイドウ競馬へ移籍。さらに兵庫の現厩舎へ移籍し、今年1月にデビューを果たしました。初戦こそ追走に手一杯という感じでしたが、ひと叩きされた2戦目はレースの流れに乗り、最後の直線で大外から鋭い末脚も見せ、3着と変わり身を見せてくれました。これで初勝利は時間の問題かと思われましたが、その後は4、6、7、4着。スタートで大きく出遅れたり、最後の直線で先頭に立ったもののすくんでレースを止めてしまったりなど、気性面の難しさを見せている現状です。それでも、3、4コーナーで上がっていく時の脚には光るものがありましたし、近2走は勝ち負けを意識できるレベルまでレースを覚えてきた印象があります。さらに今後経験を積み、心身ともに成長してくれば、重賞馬クインズサターンの全弟という良血ぶりを発揮してくれそうな予感します。新たなオーナー様の下で、素質開花の時間が訪れることを願っております。
なお、両前脚に裂蹄箇所があり、そこを保護しながらこれまで出走してきました。現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
こちらに来る前に去勢手術が施されていたように、気性面がとても難しいですね。前々走は最後の直線で一旦先頭に立ちながら、そこからスクんでしまってレースを止めるような形になってしまいました。普段の調教でも単走だと止まってしまうので、必ず併せ馬で追い切るようにしていますし、またパシュファイヤーを装着するなどして対処しています。500kg以上と馬格には恵まれていますので、あとはメンタルの成長が待たれるところです。（園田競馬西脇・岡田利一調教師）


※2020年2月6日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・岡田利一厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)クイーンズ・ランチ