エスパー　Esper　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父キンシャサノキセキは高松宮記念連覇を含む、短距離重賞7勝を挙げた快速馬。種牡馬入り後はモンドキャンノ（京王杯2歳S、朝日杯フューチュリティS2着）やシュウジ（阪神C）、サクセスエナジー（さきたま杯）、カシアス＜Kemono＞（函館2歳S）、ヒラボクラターシュ（佐賀記念）、ジュランビル（フィリーズレビュー3着）など多くの産駒が活躍を収めており、昨年は皐月賞3着のガロアクリーク（スプリングS、セントライト記念3着）、3戦全勝でＮＨＫマイルCに駒を進めたルフトシュトローム（ニュージーランドT）、盛岡重賞3連勝のキャリアを誇るフレッチャビアンカ（ダービーグランプリ）がグレード競走を制覇。近年では地方競馬や中央ダートサイアーランキングの上位にもランクインし、さらなる飛躍を遂げており、先週の重賞・函館2歳Sではカイカノキセキが2着に健闘しました。

一方、母系はExclusive、Good Exampleへと遡るアメリカ由来の名門ファミリー。近親にKanthaka（サンヴィセンテS、ラサロバレラS、ジャイプールS2着）やProud Heiress（ホイムジカルS、ヘンドリーS2着）といった米重賞ウイナーが存在しており、祖母は重賞2勝を誇るレッドチリペッパー（富士S、中山牝馬S、NHKマイルC3着）、母はアネモネS3着パッションレッドと活況。いとこにあたるカラクレナイは3連勝でフィリーズレビューを制して桜花賞で4着、半姉セカンドネイチャーは岩手で4勝、地元の重賞でも好走して見せました。

本馬はセレクションセール出身馬で、2歳12月の阪神ダート1800mでデビュー。先行集団の直後で流れには乗ったもののラストは一杯になり10着でゴール。2戦目は出負けをリカバリーして手応え良く先行しますが、追い出してからジリジリとした脚色で掲示板を死守します。詰めの甘さを補うため3戦目は思い切った後方待機策を仕掛けると、内ラチ沿いからスルスルと伸びて4着。新たな一面を引き出すことができました。しかしながら、どうしても展開に左右され易く昨年8月の札幌を最後に大井の現厩舎へ移籍します。緒戦は正攻法の競馬で一旦抜け出しを図りますが、ゴール寸前で勝ち馬に強襲され惜敗。その後も安定した成績を残し本年4月に待望の初勝利を飾ります。所が近走は大きく着順を落とし、前走も殿負けを喫してしまったためこのタイミングを機にサラブレッドオークションへ出品する運びとなりました。C2クラスを既に勝ち上がっているように現級で足踏みするとは到底思えないのですが、組み合わせひとつで変わる可能性を秘めているはず。新天地への移籍がいいキッカケになることは確かでしょう。キンシャサノキセキ産駒らしく現状は短めの距離が適しているかもしれませんが、中央在籍時はマイル以上でも好走していた馬。そういう意味では競馬場の選択肢の幅が広がってくるのではないでしょうか。
尚、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。記載事項以外に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
やや怖がりでイレ込みやすい気性。接戦もあれば大敗もありと成績にややムラがあります。今年4月にC2クラスで勝っていますから、当然同条件であればやれないことはないと思います。（大井競馬・村上頼章調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
7月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：石川　達絵