ノーブルウルフ　Noble Wolf　　牡　４歳　　※地方競馬　在籍

父キングヘイローは80年代の欧州最強馬ダンシングブレーヴ×ケンタッキーオークスなど米G1を7勝した名牝グッバイヘイローから成るワールドクラスの超良血馬。G1勝ちは高松宮記念だけですが、菊花賞や有馬記念でも善戦したように、種牡馬入り後も最優秀3歳牝馬カワカミプリンセス（オークス、秋華賞）や最優秀短距離馬ローレルゲレイロ（スプリンターズS、高松宮記念）、NAR年度代表馬キタサンミカヅキ（東京盃連覇、JBCスプリント3着）を筆頭に、クリールカイザー（AJCC、アルゼンチン共和国杯2着）やメーデイア（JBCレディスクラシックなど交流重賞6勝）、ダイアナヘイロー（阪神Cなど重賞3勝）など、各カテゴリーにおいて多くの重賞勝ち馬を輩出。一昨年、惜しまれつつこの世を去りました。しかしながら、先日の盛岡重賞・ダービーグランプリを制したギガキングをはじめ、残された産駒の活躍は今もなお続いています。

一方、母系は種牡馬Awesome Again（BCクラシック、ホイットニーH）やMacho Uno（BCジュヴェナイル、グレイS）、Strapping Groom（フォアゴーS）らと同じくPrime Prospectに遡る有力ファミリー。エイシンラグランジ（東京盃2着、北海道スプリントC3着）を産んだGlimmer of Goldを4代母に、米重賞バシュフォードマナーSの勝ち馬Miss Ra He Rを曾祖母に持ち、おじエミーリオは園田4連勝後に中央でも勝ち名乗り。半兄ジュガンティーヤ（桑園特別3着）、全姉スールキートスともに中央で2勝を挙げており、半姉シエロアスールは笠松・岩手で計15勝。出品本馬を含むきょうだいで合計26勝を挙げている点も見逃せません。

本馬は2020年3月1日に中山競馬場の3歳新馬（ダート1200m）にてデビューしております。初戦で先行力を発揮して2着に入っており、初戦から能力の高さを窺わせる走りを見せてくれました。2戦目・3戦目も見どころのある走りを見せてくれましたが勝ち星を挙げるには至らず、休養を経て2020年11月に岩手競馬へ移籍しました。岩手では3戦3勝とレベルの違いを見せつける走りを見せてすぐに大井に再度移籍しましたが、その後はやや苦戦が続いたことから今回の出品となりました。

中央と岩手で見せていた能力は確かなものではありましたが、大井ではC1からのスタートになったこともあって成績が伸び悩んでおりました。その後はスランプになっているものの、本馬の素質自体はもっと上にある印象を受けます。環境や相手関係が変われば大きな変わり身があっても不思議ではないでしょう。まだ先がありそうな本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。
現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。

【本馬についての現状説明】
両トモ球節に軟腫があって張っているのでケアが必要です。岩手で3連勝して大井に移籍しましたが、佐野厩舎→宗形厩舎→月岡厩舎と所属を変えて色々試してみたものの結果が出ませんでした。まだ伸びしろを感じますので、環境が変わればまた違ってくるのではないでしょうか。（大井競馬・月岡健二調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ノースショアリハビリランチ（千葉県香取市本矢作）に在厩しており、預託料は4,400円/日（税込）です。
10月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉木　伸彦