マトラッセ　Matelasse　　牡　６歳　　※地方競馬　在籍

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇。短距離界の絶対王者として一時代を築き上げると、種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯フューチュリティS2着）、ダイアトニック（スワンS、函館スプリントS、高松宮記念3着）らを輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やTagaloa（MRCブルーダイアモンドS）といったG1ウイナーが誕生するなど、亡きキングカメハメハの強力後継者として、令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

一方、母系は仏G1ヴェルメイユ賞2着の祖母ピンクタートルから日本で大きく枝葉を広げる一大ファミリー。おばにオークス馬レディパステル、いとこにロードアクレイム（神戸新聞杯2着）やロードロックスター（京都新聞杯3着）、スピリタス（京成杯AH3着）、近親にGreat Neck（米G1カナディアンインターナショナル）やCope of Flowers（フラワーボ－ルH3着）、タマノブリュネット（レディスプレリュード）など活躍馬がズラリと並んでおり、半兄パリカラノテガミは常総Sなど中央平地で5勝。姪にあたるドリームキャットは名古屋で2勝を挙げており、今年の新春ペガサスCで3着と重賞でも好走しました。
また、ロードカナロア×ブライアンズタイムの配合からは、中央OP馬アスタールビー（しらかばS、キーンランドC4着）やロードラズライト（初風S、千葉S3着）など、複数の活躍馬が出ています。

本馬は2018年1月21日に中山競馬場の3歳新馬（ダート1800m）にてデビューしております。中央で9戦して未勝利ながらで2着2回・3着1回があり、能力的には勝ち上がっても不思議ではないだけのものを備えておりました。休養を経て2019年3月に大井競馬で再始動し、移籍5戦目で初勝利を挙げるとさらにその4戦後に2勝目を挙げ、昨年7月にはB2クラスでの3勝目を挙げて充実ぶりを示しました。しかしその後成績の停滞から2021年6月にサラブレッドオークションに出品の上で園田競馬に移籍し、園田ではB1クラスで入着が3回あるものの勝利には手が届いていません。
スタートにやや難がありますが、後半で見せる末脚は大きな魅力です。相手関係もあって苦戦しているものの、展開次第では現級でも十分に勝ち目があったレースもあり、確かな能力を備えているといえるでしょう。相手関係や環境が変わればさらなる活躍が見込める可能性は十分にあります。好馬体と魅力的な末脚を備えた本馬ですので、何卒ご検討くださいますようよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
スタートが遅く後方からのレース続きで、B1クラス相手では厳しい印象ですが、スタートさえ五分に出ていれば差し切れているレースもありましたし、まだ余力は十分です。いい馬体をしていますし、脚も丈夫です。（園田競馬西脇・田村彰啓調教師）


※21年10月6日のレースで発進不良の注意を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬西脇馬事公苑・田村彰啓厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：梶原　大輔