サイレントスウープ　Silent Swoop　　牝　４歳　　※中央競馬　登録抹消

サイレントスウープをご紹介いたします。

本馬の父はパイロ（USA）、2020年度の地方サイアーランキングではサウスヴィグラス、ゴールドアリュールに次ぐ3位の成績を残している実績十分な種牡馬です。また今年度はミューチャリーがJBCクラシック（Jpn1）、メイショウハリオがみやこS（G3）、ケンシンコウがジュライS（L）、クインズサターンが道営記念（重賞）を連覇するなど産駒が活躍を見せています。

母はJRAのダート競走で1勝したバーンアウル（AUS）です。4代母にダイナカールがおり、2代母チェルビムはマイラーズカップ（G2）を優勝したエガオヲミセテや高松宮記念（G1）を制したオレハマッテルゼの全妹という、優秀なファミリーの出身となっています。

本馬は2019年9月8日の阪神・ダート1400mにおいて、単勝1.9倍の1番人気に支持されてのデビューとなりました。出遅れてしまい後方からのスタートとなりましたがすぐに巻き返し、道中は4番手の位置でレースを進めます。4コーナーでは外を回って直線へ進入、上がり3位の末脚を披露するものの前を捕らえることはできず、勝ち馬と0.8秒差の2着でレースを終えました。

その後はダート1400m戦を中心に4戦を消化しますが勝負所でのペースアップに対応できずに大敗が続きましたが、距離を1700mに延長してからは成績が安定し始めます。未勝利戦の終了期限が迫った2020年9月6日の小倉・ダート1700m戦では好スタートを切ると馬群の内、5番手を追走します。直線に入るとインから抜け出して上がり2位の末脚で先頭集団を追いますが0.3秒及ばずの4着でのゴールとなりました。

残念ながら期限内に勝ち上がることはできなかったものの、その後も1勝クラスでレースを続けた本馬は2021年3月6日に新味を求めて小倉・芝1800m戦に出走しました。大外枠からの発走となり13頭立ての11番手からの追走となりました。重馬場のコンディションで各馬が荒れたインを避けてレースを進める中で本馬は3コーナーから果敢にインを進み進出を開始、先頭に並びかける勢いで直線を迎えると上がり最速の末脚で抜け出しを図りますがハナを切った馬を捕らえることはできず0.6秒差の2着と惜しい競馬になりました。

その後ダート戦を1戦挟み、5月2日に前々走と同じ重馬場の新潟・芝1800m戦に出走しました。抜群のスタートを決めて3番手の位置を確保、直線に入ると馬場のインを進み、上がり最速の末脚を繰り出すと後続を引き離し、2着馬に0.8秒差をつけての快勝。待望の初勝利となりました。

その後は引き続き1勝クラスで芝のマイル戦を2戦消化したものの2勝目とはならず、11月20日の阪神・ダート1600m戦において、1.0秒差の7着となったタイミングで現状の能力ではこれ以上の勝利は厳しいと判断しJRA競走への出走を諦め、地方競馬に新たな活躍の場を求めての上場となりました。

本馬は新馬戦で2着に好走、その後レースでも勝ち馬に0.3秒差に迫るといったダートでの好走歴と芝の1勝クラスに格上挑戦ながら勝利したという実績の持ち主。地方競馬に適応できればまた新たな一面を見せてくれるかもしれません。またその血統背景から引退後には繁殖牝馬としての活躍も願っております。

何卒ご検討の程、よろしくお願いいたします。


※ゆう癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
12月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)