サンライズナイト　Sunrise Knight　　牡　６歳　　※中央競馬　登録抹消

父クロフネは米国産で、クラシックが外国産馬に門戸開放された2001年にNHKマイルCを制して日本ダービーに挑みましたが、ジャングルポケットの5着に敗れました。秋も芝路線を継続する予定でしたが、天皇賞・秋への出走が叶わないことから、初ダートとなる武蔵野Sに出走すると、1分33秒3という芝並みのタイムで9馬身差の圧勝。続くジャパンCダートでも7馬身差で優勝しました。この一戦を最後に故障のため引退、種牡馬入りしています。産駒は芝、ダートの双方で活躍しており、フサイチリシャール（朝日杯FS）、スリープレスナイト(スプリンターズS)、カレンチャン(スプリンターズS、高松宮記念)、ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)、クラリティスカイ(NHKマイルC)、アエロリット(NHKマイルC)、ホワイトフーガ(JBCレディスクラシック)といったG1馬を輩出。現3歳世代もソダシが桜花賞馬に輝いており、常にリーディングサイアー争いの上位に名を連ねる一流種牡馬です。

母系を見ますと、母ラブリーアリュールは小倉のダート1700mで勝ち上がり。半姉のラブリーミリアンは佐賀で3勝を挙げました。伯父ペガサスヒーロー、叔父サンライズアルブルがともにJRAのダートで3勝を挙げるなど、母のきょうだいは堅実。JRAの芝で新馬勝ちした祖母ラブリープリンセスのきょうだいには、京成杯オータムHを勝ったサンライズアトラスや、JRAのダートで9勝を挙げプロキオンS2着のサンライズキングがいます。3代母ラブリーサンライズはデビュー3連勝を果たすなどJRA4勝、その半弟に愛知杯3着のカルチョバンビーノがいるなど、着実に成績を残している一族です。

本馬は2017年9月9日に阪神芝1600mの新馬戦でデビュー。中団からメンバー2位タイの上がりタイムをマークして追い上げましたが、前を捕えきることはできず、のちの重賞勝ち馬ジャンダルムから0秒4差の4着でゴールしました。
2戦目以降はダートが主戦場となり、3着を3回続けたあと、5戦目となる3歳2月の小倉1700m戦で待望の初勝利。中団から長く脚を使って追い上げ、現オープンのスピリットワンベルとの一騎打ちをクビ差制しました。
昇級後は2桁着順が続きましたが、3歳秋以降は成績がまとまりだし、4歳夏の函館開催では3着を2回続けたあと、1700mの湯浜特別を快勝。3番手からしぶとく脚を使い、メンバー最速の上がりタイムをマークして抜け出す完勝で、2着馬に2馬身、3着馬にはさらに3馬身差をつける完勝でした。
そこからさらに力をつけており、2勝クラスはわずか3戦目で卒業。翌年2月に小倉1700mの早鞆特別でやはりメンバー最速の上がりタイムをマークして抜け出し、後続に3馬身差の圧勝でした。2着馬も2勝クラスは卒業しており、決してメンバーに恵まれた勝利ではありませんでした。
すると、昇級初戦となる阪神1400mの播磨Sでも2着に好走。中団から切れる脚を使って追い上げる内容で、今年の吾妻小富士Sを勝ったサトノギャロスや、名古屋で重賞2勝を挙げるタガノジーニアスなどに先着を果たしています。
その後はもうひとつ成績が上がっていませんが、今年に入ってからも小倉1700mの豊前S、続く阪神の鳴門Sで5着となるなど、勝ち馬から1秒差以内の競馬もできており、展開の助けがあれば勝ち負けに持ち込んでも不思議ないだけの力は示しています。
ここ3走がもうひとつの内容だったこともあってオークション出品となりましたが、流れが向かなかったこともあり、決して年齢的な衰えのようなものは感じません。タイトなコーナーでも脚を使える器用さがあって、小回りコースを苦にすることはありませんし、新天地では即戦力候補となるでしょう。
なお、左前に骨瘤が出ていますが、熱感・痛みはありません。また、右後の蹄に傷が見られます。現状渡しのノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。記載事項に関するキャンセルには応じられません。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
12月4日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松岡　隆雄