ユメコイ　Yume Koi　　牝　３歳　　※地方競馬　在籍

父ドリームジャーニーは怪物オルフェーヴルの全兄にあたり、現役時に有馬記念、宝塚記念などG1を3勝。受胎率こそひと息ではあるものの、誕生した産駒たちの成績は決して悪くなく、中央ではミライヘノツバサ（ダイヤモンドS、日経賞2着、ＡＪＣＣ3着）やヴェルトライゼンデ（鳴尾記念、ホープフルS2着、日本ダービー3着）、トゥラヴェスーラ（京王杯スプリングC2着、阪急杯2着、高松宮記念4着）、エスティタート（シルクロードS2着、京都牝馬S3着）、アルメリアブルーム（愛知杯2着）、スルーセブンシーズ（紫苑S2着）、トオヤリトセイト（アーリントンC3着）が、地方ではイルティモーネ（兵庫ゴールドトロフィー2着）やドリームズライン（名古屋・東海ダービーなど重賞3勝）らが躍動。古馬になっても簡単には衰えがこない点も強みのひとつです。

一方、母系はゴールデンキャスト（セントウルS連覇、北九州記念2着）やオーシャンエイプス（オーストラリアT、きさらぎ賞4着、東京新聞杯5着）へと広がりを見せるリターントゥパリを4代母に、中央で4勝を挙げたクリヨン（鷹巣山特別、ローズS5着）を曾祖母に持ち、おばに中央5勝フィロパトール（福島牝馬S3着、福島記念4着）、おじに中央3勝メイショウブシン（奥の細道特別、ひめさゆり賞）と活況。全兄にあたるフリームーヴメント、スズノムサシの2頭が中央で勝ち星を挙げている点も見逃せません。

本馬は昨年、6月19日の札幌・2歳新馬（牝馬・芝1200m）でデビュー。レコード勝ちを決める勝ち馬のハイペースに巻き込まれてしまい、直線はパッタリ止まってしまい11着となりました。中1週で臨んだ2戦目の函館・2歳未勝利（牝・芝1200m）は、前半は無理せず脚を溜める競馬を試みましたが、前を交わすには至らずの8着に終わっています。芝でのスピード競馬では厳しいと判断し、3戦目からダート戦に矛先を変更しました。5ヵ月の間隔を取り、ダート初戦となった12月11日、中京・2歳未勝利（ダ1200m）では、先行争いに加わったものの休み明けのせいか直線失速してしまい14着に。ここから4戦、中京・3歳未勝利戦（ダ1200m）に出走させますが、見所のある競馬を続け差のない内容も、もうワンパンチ足りない競馬が続いてしまい未勝利戦を勝ち上がることができず、道営・門別競馬に戦いの場を移しています。移籍初戦となった7月13日、門別・ダ1000mではハナを叩く積極的な競馬をしますが、交わされると伸び脚を欠いてしまい7着。そこから３戦は、スピードを活かし逃げる展開から粘りこむ競馬を続けますが最高が4着まで。9月7日はハナを奪えず2番手からの競馬となってしまい、力を発揮できず9着に終わりました。門別では勝ち上がるのが厳しいと判断して、このタイミングでオークションに出品させていただきます。

ハナを奪うことが出来るスピードに見所があります。相手関係が少しでも楽になる競馬場に移籍をすれば、このスピードが最大の武器になりそうです。逃げるのが現状ベストの展開で、スピードを活かせる競馬場にお勧めしたい馬です。将来的には、控えても力を発揮できるようになれば、さらなる活躍も期待できそうです。

【本馬についての現状説明】
門別の坂路調教では36秒台が出る能力の持ち主です。現状、スタミナ、持久力が課題になりますが、逃げられるスピードを持っています。また交わされると集中力が切れて止めてしまう面が見られるので、距離は短い方が良さそうに思います。（門別競馬・田中正二調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・田中正二厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ＬＤＳ