カゼノイタズラ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のリアルスティールは2016年のドバイターフを制したディープインパクト産駒です。クラシックでは無冠だったものの共同通信杯では後の二冠馬ドゥラメンテに先着して1着、菊花賞ではキタサンブラックにクビ差2着惜敗とトップクラスの馬たちと互角の走りを披露しています。2019年からスタッドインし、初年度産駒のオールパルフェがデイリー杯2歳S、またレーベンスティールがセントライト記念に勝利しています。そして2年目産駒のフォーエバーヤングはデビューから5連勝でJBC2歳優駿、全日本2歳優駿、サウジダービー、UAEダービーに優勝。産駒は芝、ダート、国内外問わずの活躍を見せています。

いっぽう母系ですが、母のアンタークティカは園田で2勝。半兄のアマラスボーイが名古屋で5勝、同じく半兄のゴットリープは園田で2勝をあげた後にJRAへ再転入しています。近親馬では伯母のゴールデンナンバーが京都牝馬S2着、また3代母のケイプヴァーディは英1000ギニーに優勝しています。遡ると4代母のアフリクブルーアジュールの全弟にブリーダーズＣクラシック勝ち馬のアルカング、一族にはヴェルメイユ賞など仏G1を3勝したアクアレリストや2022年の愛チャンピオンSの勝ち馬でG1を3勝のルクセンブルクなどがおり、活力十分な牝系の出です。

本馬は2022年の北海道サマーセールで、429万円にて落札されています。
2024年1月14日の中山ダート1800m新馬戦でデビュー。まずまずのスタートから先行争いに加わっていきましたが、1コーナー過ぎから手応えが怪しくなり後退。3コーナーでは後方から4頭目の位置取りとなり、ラストは16頭立ての14着、1着馬から6秒7差でのゴールでした。
放牧を挟み4月7日の福島ダート1150m戦へ向かいますが、馬体重は初戦からマイナス26キロと大きく減らしてしまいます。ここでもスタートは良かったのですが、向正面半ばあたりから位置取りが悪くなります。3～4コーナーでは11番手からの追走となり、そのまま勝ち馬から2秒3差の11着で入線しています。
2戦を終えて関係者で協議したところ、心身ともに成長途上の現状ではJRAでのレースを使っていくのは難しいとの結論に至り、今回のオークション出品となりました。
スタートのいい馬だけに地方競馬のレースは向くはずであり、環境を変え時間をかけて成長を待てば、素質通りの結果を出してくれるものと考えています。なお福島遠征となった前走では大きく馬体重を減らしてしまいましたが、カイバ食いが悪いわけではありません。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※井ノ岡トレーニングセンター（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は9,130円/日（税込）です。
4月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：福田 光博（インボイス登録あり）