ボナフォルトゥーナ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のファインニードルは2018年にスプリントGⅠ春秋制覇を果たすとともに、年間スプリント重賞4勝。圧倒的な得票でこの年の最優秀短距離馬に選出され、翌2019年からスタッドインしまいた。これまでにファンタジーS勝ちのカルチャーデイや函館2歳S3着スカイキャンバス、またウメムスビやクルゼイロドスルといったオープン特別・リステッド競走勝ち馬を輩出しています。その父であるアドマイヤムーン同様に短い距離を得意とする産駒が多く、エンドスウィープ系のスピードを紡ぐ種牡馬といえます。

いっぽう母系ですが、母のエンドレストライはJRAのダート戦を2勝。きょうだいは半姉ナンベイコーが盛岡で2勝、半兄アワビキングは昨夏の東京ダート1600m戦で5馬身差をつけて初勝利をあげています。遡ると3代母のタレンティドガールはエリザベス女王杯優勝馬で、その半兄には秋の天皇賞やマイルCS、安田記念の勝ち馬ニッポーテイオーがいます。一族にはファルコンS勝ちのエーシンホワイティ、ファンタジーS2着のベストクルーズ、近年でもヤシャマルが日経新春杯と新潟大賞典で3着に入っており、活力あるファミリーの出です。

本馬は2023年9月3日の新潟芝1400m新馬戦でデビュー。スタートダッシュが一息で中団の外からの競馬となり、勝ち馬から2秒5差の15着でのゴールとなりました。
2戦目は10月新潟の同距離戦でした。まずまずのスタートから先行争いへ加わっていきますが、向こう正面半ばからは控えて中団からのレース運びとなりました。もっとも重馬場で直線は伸びを欠いて18頭立ての17着敗退。1着からの着差は3秒1でした。
休養を挟み、今年は2月の東京芝1600m戦から復帰し15着。そして4月13日の福島ではダート1150mへエントリーします。ゲートは悪くありませんでしたが、ポケットからダートコースに入るあたりでは中団からの追走となります。4コーナー手前から位置取りが悪くなり、フィニッシュは2秒4差の16着に敗れています。
ここまで4戦に使われましたが、頭の高いフォームでスピードに乗れないところあります。また馬体も成長途上とあって、地方でリスタートをしたほうが良いとの判断から今回のオークション出品となりました。
環境を変え心身ともに成長していけば、名牝系出身らしい走りを見せてくれるものと考えています。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：陳 立文