ムメ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のイスラボニータはフジキセキの産駒で、2歳秋のいちょうSから東京スポーツ杯2歳S、共同通信杯、皐月賞と4連勝でクラシック制覇を果たします。その後もダービー2着、セントライト記念1着、天皇賞（秋）3着で最優秀３歳牡馬に選出。古馬になってからもマイラーズCと阪神Cに勝ち、マイルCS2着など6歳まで一線で活躍しました。2018年から種牡馬入りし、初年度産駒のプルパレイがファルコンSに勝利。またヤマニンサルバムが中日新聞杯を制しています。ほかにもダートのオープンクラスで2勝のバトルクライなど、芝、ダート、距離の長短を問わず活躍馬を送り出しています。

いっぽう母系ですが、母のリトルアマポーラは古馬相手のエリザベス女王杯に優勝し2008年の最優秀3歳牝馬に選出されました。きょうだいは半兄エジステンツァが平地で4勝後、障害でも勝ち鞍をあげたほか、2頭がJRAで勝利をあげています。遡ると3代母のルイジアナピットは牝馬東京タイムズ杯と阪神牝馬特別を制し1989年の最優秀5歳以上牝馬（当時）に選出されています。また一族にはダイカツリュウセイ（新潟3歳S）、マジックキス（北九州記念）、メイショウナルト（小倉記念、七夕賞）などの活躍馬がいます。

本馬は2歳11月の福島芝1800m新馬戦でデビューし8着。14番ゲートから好ダッシュで先行争いに加わると、コーナーワークで先頭に立ちます。もっとも常に2番手の馬に外からマークされたこともあり、4コーナー手前からは位置取りを下げて1秒6差でのゴールでした。その後、中1週で向かった中京芝1600m戦では14着に敗れ休養に入ります。
今年は2月の東京ダート1400m戦から復帰。スタート良く先行集団の外から追走しますが、直線では伸び脚がなく16頭立ての12着敗退でした。
そして4月14日の中山ダート1800m戦では先行グループのインからレースを進めたものの、向こう正面から位置取りを悪くしました。そのまま伸びを欠いて勝ち馬から4秒0差の15着に敗れています。
ここまで4戦を消化しましたが成長途上で力が出せていない現状を鑑みて、環境を変えて地方のダートでリスタートしたほうがこの馬にとっていいとの結論に至り、オークション出品となりました。
前走後に背腰に疲れが残っている点にご留意いただきつつも、前へ行ける脚があるだけに成長すれば地方のダートでの変わり身が見込めるのではないでしょうか。
なお本馬には旋回癖があります。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
馬房内での旋回癖が激しかったり、調教中にもカリカリした面があって、巻き込むような面が見られる為、もっと落ち着きが出てくればなというところです。一生懸命でまじめですので、気持ちと体の釣り合いが取れてくると、もっと良くなってくるのかなと思います。メンコ・リングビット着用で調教していました。入厩チェックにて、前回入厩同様、両鞍尾痛がありレーザー治療、両背腰の痛みにはディープオシレーションで対応してきました。同箇所の痛みを緩和させる目的で両トモに3Dパットを装着していました。右前のソエを気にしていましたので、そちらもレーザー治療していました。イレ込みのキツイ馬ですが、飼葉はよく食べていました。（JRA美浦・上原佑紀調教師）


※旋回癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：村田 博司（インボイス登録あり）