ミルミル　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ワールドエースは2歳12月の阪神で新馬勝ちすると、若駒S2着を経てきさらぎ賞で重賞初制覇。若葉Sも連勝して迎えた皐月賞では、ともに後方を進んでいたゴールドシップの直線イン突きに屈したものの、外から追い込んで2着に好走しました。日本ダービー4着後、夏に屈腱炎発症が判明して長期休養を余儀なくされましたが、1年8カ月ぶりの実戦復帰後2戦目にマイラーズCをレコード勝ちし、2つ目の重賞タイトルを手にしています。6歳時の2015年をもって引退して種牡馬入りし、産駒は2019年にデビュー。オータムレッドによるオープン初勝利（クローバー賞）など2歳戦から存在感を示すと、2世代目からはレッドヴェロシティ（青葉賞3着）、メイショウシンタケ（米子S）、3世代目からもジュンブロッサム（共同通信杯、アーリントンC、神戸新聞杯いずれも4着）といった実力馬が出ています。地方競馬でもシルトプレ（ダービーGPなど地方重賞6勝）、ボルドープリュネ（笠松・クイーンC）といった重賞ウイナーが出ており、ダート適性の高さも示しているのは頼もしい限りです。

母系に関しては、祖母シンバルⅡが独国のリステッド勝ち馬で、伯父LaylはUAE・G2アルマクトゥームチャレンジR1で2着、G3ブルジナハールで3着に好走、近親にOffer（豪G1ATCシドニーCなど重賞4勝）がいます。母パーカーズミルはJRA5戦で2着1回が最高でしたが、半姉3頭はドラジュワールが岩手4勝、ルブタンが金沢1勝、ラッキーライズが園田2勝（園田重賞・のじぎく賞、姫路重賞・兵庫クイーンセレクションともに3着）と全て勝ち上がっています。

2022年の北海道サマーセール出身（275万円）の本馬は、2023年7月22日の福島芝1200mでデビュー。11頭立ての中団後方からメンバー2位の上がりを使い、勝ち馬から0秒7差の4着に入ります。中1週の新潟芝1200mでは、11頭立ての中団後方から再びメンバー2位の上がりを駆使して0秒3差の4着に入ると、2カ月あけての同舞台でも同様の運びで、1秒3差を付けられたものの11頭立ての4着に善戦します。さらなる前進が期待されましたが、以降は5戦して7着1回が最高。前走は先週4月13日の福島ダート1150mで、16頭立ての後方3番手から伸び切れず、1秒7差の13着に終わっています。

新馬から数戦はいい内容を続けてくれましたが、成長に欠けるのか体力不足も否めず、うまくかみ合わない競馬が続いています。中央では厳しい現状でもあり、新しい環境でのリスタートに期待します。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) ミルファーム（インボイス登録あり）