ウワサノハルカ　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父フィエールマンは3歳1月のデビューから連勝を果たし、3戦目のラジオNIKKEI賞で2着。そこから秋は菊花賞に直行すると、鋭い決め手を発揮して差し切り、瞬く間にクラシック制覇を果たしました。翌年には天皇賞・春を制し、秋には凱旋門賞に挑戦。ここは重い馬場に苦しみ12着に終わりましたが、帰国初戦の有馬記念で4着。5歳時には天皇賞・春の連覇を成し遂げています。その後もG1で高いパフォーマンスを発揮し、この年限りで引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2024年。初年度産駒は2歳戦の秋以降に続々と勝ち上がりが生まれ、芝の中長距離を中心に勝ち星を伸ばしています。その一方で芝短距離、ダートや地方競馬でも勝ち上がりが出ており、オールマイティーぶりを発揮してきそうな種牡馬となっています。

母系を見ますと、母エンシャントアーツは笠松の交流競走で勝ち上がったあと、ダート2勝、芝1勝と息長く活躍。きょうだいは半姉エンシャントロアが園田で2勝ののちJRAの1勝クラスを勝ったほか、半兄ネオネオモッズが岩手で8勝を挙げています。母のきょうだいは3頭がJRAで白星をマークと堅実。祖母エンシャントゴールドのいとこには、菊花賞、天皇賞・春などを制したビワハヤヒデ、3冠馬ナリタブライアンのきょうだいや、桜花賞、秋華賞を制したファレノプシス、ダービー馬キズナのきょうだいなどがおり、近親にも重賞3勝のラストインパクト、ステイヤーズSなどを勝ったモンドインテロなど活躍馬が多数。非常にハイレベルなファミリーとなっています。

本馬は2024年8月8日に門別1000mの新馬戦でデビュー。ゲートの出がひと息でダッシュも速くなく、後方からの競馬となって最下位の10着に終わりました。その後も10着が2戦続きましたが、一戦ごとに着差を詰めて流れに乗れるようになり、4戦目の1000m戦では0秒8差の5着と前進しました。
続く同舞台の一戦でも、中団からメンバー中3番目に速い上りタイムをマークし5着。良馬場でしたが重馬場だった前走よりも時計を詰めて、これで2歳戦は終了。シーズンオフの休養に入りました。
3歳初戦は4月の1000m戦。ここは6着と掲示板を外しましたが、持ち時計は更新。続く1200m戦は崩れたものの、次戦からは古馬相手のC4となり、1000m戦で4、5着と掲示板を確保しています。
安定感は出てきましたが、なかなか勝ち切れない現状も考慮し、今回は頭数整理のタイミングでのオークション出品を決断いたしました。小柄な牝馬ですがいいスピードがあり、好位で立ち回れるように体力もついてきました。まだ3歳で、ここから心身ともに成長できると思いますし、将来性も含めてご評価いただきたいと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
2歳のデビュー時から順調に競馬を使ってくることができました。休養期間に成長を促しましたが、成長が遅いタイプのように感じますし、先々にご期待いただきたいところです。（ホッカイドウ競馬・佐久間雅貴調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・佐久間雅貴厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上野 耕一