アルジャヒリ　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父アルアインはディープインパクト産駒で3歳時に皐月賞を1分57秒8のレースレコードで制し、古馬になってからは大阪杯に優勝。ほかにも毎日杯に勝ち、マイルCSでは3着に入っています。2020年から種牡馬入りしており、初年度産駒のコスモキュランダが弥生賞ディープインパクト記念を制覇して皐月賞とセントライト記念で2着、AJCCでは3着。またカズゴルティスはダート戦を連勝して3勝クラスに在籍中です。2年目産駒となる現3歳世代ではエンドレスサマーが新馬勝ち後の函館2歳Sで3着、ウィルサヴァイブが2勝を挙げ、オークスでも6着に健闘するなど、これまでに2世代で45頭が勝ち上がっています。

一方、母系を見ますと、母ヴィアンローズは仏重賞ノネット賞の勝ち馬で、半兄にシュヴァリエローズ（京都大賞典、ステイヤーズS）やアジュールローズ（プリンシパルS）、ローズミラクル（韋駄天S3着、アイビスサマーダッシュ5着）、甥にジュビリーヘッド（函館スプリントS2着2回）といった活躍馬がズラリ。近親にはAlix Road（仏G2コンセイユドパリ賞2着、仏G1サンタラリ賞3着）やLilac Road（英G2ミドルトンS、仏G1ヴェルメイユ賞2着）、Sumbal（仏G2グレフュール賞）、Fang（仏G3パン賞連覇）など、欧州の重賞における実績馬が名を連ねています。

2023年12月28日の阪神・2歳新馬（芝1800m）でデビュー。JRAでは芝1800～2000mで計4戦を消化しましたが、2戦目の新潟・3歳未勝利（芝2000m）で5着となったのが最高で、勝ち上がれなかったことから登録を抹消。2024年7月25日のサラブレッドオークションに出品されていたことから当方が落札いたしました。

その後は高知へ移籍。当初は厳しい戦いがしいられていましたが、移籍4戦目に初めて掲示板に載ってからはコンスタントに上位争いに食い込むようになり、特に今年に入ってからは3着3回、4着2回、5着1回。徐々に力をつけてきていることを実感させていました。ただ、高知で22戦して、C3クラスでも最高が3着だった現状を考えると、初勝利を挙げるのはまだ少々時間が掛かりそうですし、根本的に高知の砂、コース形態などが、本馬には合わない可能性も否めません。そこで関係者と協議を行なった結果、所有馬の頭数整理の都合もあり、今回のオークションに出品する運びとなりました。

昨年9月に高知へやってきて以来、毎月コンスタントに出走。連闘、もしくは中1週で出走することがほとんどで、1ヵ月以上レース間隔を空けたことは一度もありませんでした。体がとても丈夫で、肉体的、精神的にタフなことがセールスポイントと言えると思います。今後も新天地でそういった長所を生かしてくれるのではないでしょうか。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
高知の馬場が合わなかった感じで、勝ち切れませんでした。ちょうどひと息入れるタイミングで出品となりました。他場に移り、環境、馬場、相手関係などが変われば、頑張ってくれると思います。（高知競馬・西山裕貴調教師）


※2025年1月6日の競走にて、感冒のため出走取消となっています。

※2024年9月28日の競走にて、右肩跛行のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・西山裕貴厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
7月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：織田 隆寛