コーヒーカフェ　Coffee Café　　牡　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ビーチパトロールは米国で生産、調教され、芝路線で活躍。3歳初戦で初勝利を挙げると、同年夏のセクレタリアトSを制し、重賞初制覇をG1で飾りました。その後はやや勝ち切れないところもありましたが、4歳夏からアーリントンミリオンS、ジョーハーシュターフクラシックとG1を連勝。BCターフではタリスマティックの2着に敗れましたが、ハイレベルな活躍を見せ、5歳春まで走って引退、19年から日本で種牡馬入りしています。初年度から100頭以上に種付けするなど人気を集め、初年度産駒のシーウィザードが新潟2歳S3着、芙蓉Sに優勝と活躍。JRAでは芝での勝ち上がりが目立ちますが、地方競馬でも多くの産駒が勝ち上がっており、重賞好走馬も出ています。晩成色の強いレモンドロップキッドの直子ですし、古馬になって力をつける産駒も多く出てくるでしょう。

母系を見ますと、きょうだいは3頭が地方競馬で勝ち上がっており、半姉アコルダールは南関東で3勝を挙げ、現在は中央の1勝クラスで差のない競馬をしています。母ピンキーカフェはJRAで3戦0勝でしたが、そのきょうだいは3頭が地方競馬で勝ち上がり。祖母パープルカフェは芝1800mで2勝を挙げました。3代母パーベックはジャパンCに優勝したピルサドスキーの全妹で、秋華賞、エリザベス女王杯を勝ったファインモーションの半姉という血統です。近親には仏G1サンクルー大賞や独G1オイロパ賞に優勝し、凱旋門賞で2着が3回あるYoumzainや、英愛の2000ギニーで2着となり、その後に英G1ロッキンジSを勝ったCreachadoirなどの一流馬が名を連ねています。

本馬は2022年7月2日に福島ダート1150mの新馬戦でデビューしました。スタートダッシュがつかずに序盤から最後方に置かれる格好となり、前との差を詰められないまま最下位の12着でゴール。競馬に参加できずにタイムオーバーとなりました。
2戦目は新潟の直線1000m戦に参戦。初戦に比べればゲートは出ましたが、やはりダッシュはそこまで速くなく、後方からの競馬に。それでも初戦と比べれば差のない位置を追走できており、着順は18頭立ての17着ながら着差は大幅に詰めました。
その後も序盤のダッシュ力には課題があるものの、しまいは脚を使えるようになっており、3戦目の中山ダート1200m戦ではメンバー2位、4戦目の中山芝1200m戦ではメンバー最速の上がりタイムをマーク。その後は何度か1勝クラスに格上挑戦したこともあって着順も上がっておらず、前走で3走成績による出走制限を受けたため、このタイミングでオークションに出品させていただきます。
着順ほど大きく負けている印象はなく、もっとやれても不思議のない雰囲気はある馬ですが、成長が遅いのかレースぶりが大きく変わってきません。もう少し全体的に力をつけてくれば、いい位置で流れに乗って競馬もできるようになると思いますし、そのあたりは使われながらの変身に期待していただければと思います。しまいに脚を使えているのはいい傾向だと思いますし、血統的には地方競馬のダートも苦にしないでしょう。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)ミルファーム