スイートレーヴ　Sweet Reve　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父レーヴミストラルは阪神JFを勝ったレーヴディソールの半弟で、母は仏G1サンタラリ賞を勝ったレーヴドスカーという血統馬。デビュー3戦目で勝ち上がると、そこから3連勝で青葉賞を制しました。続くダービーは9着に終わりましたが、その後も重賞で活躍を続け、4歳時には日経新春杯を制覇。ただ、その後は勝ち星を挙げることなく6歳夏まで走って引退、種牡馬入りしました。血統登録された初年度産駒は35頭で、2022年にデビュー。JRAではまだ初勝利を挙げられていませんが、地方競馬では秋以降に勝ち上がる馬が目立ってきています。

母系を見ますと、母オーミバンビーナは園田で1勝。きょうだいは3頭が地方競馬で複数の勝利を挙げており、半兄ラファエーレは門別、佐賀で8勝、半姉ベルティーナは金沢で5勝を挙げています。叔母に小倉2歳Sを勝ったオーミアリス、伯父にJRAのダートで4勝を挙げたパープルアカデミーがいるなど母のきょうだいは優秀。祖母ポッドアカデミーは朝日杯3歳Sを勝ったリンドシェーバーの半妹という血統です。近親には青葉賞を勝ったアドマイヤコマンドなどがおり、3代母ベーシイドは米国で重賞2勝。JRAだけでなく、地方競馬の重賞好走馬も多く出ているファミリーです。

本馬は2022年12月10日に中山芝1600mの新馬戦でデビュー。互角のスタートから行き脚がついて、2番手に取りつきました。そのまま逃げた馬の後ろで我慢させて運びましたが、4コーナー付近で脚いろが鈍り、直線では後退。15頭立ての10着に終わっています。
年明けの2戦目は条件を変え、中山ダート1200m戦に出走。距離短縮でもきちんとダッシュがつき、縦長の展開のちょうど中団で流れに乗りました。直線を向いたときは前の集団とは差がありましたが、そこからしっかりと脚を使って16頭立ての6着でゴール。上りタイムもメンバー上位で、ダートでも脚を使えることを証明してくれています。
同舞台の3戦目は着順こそ16頭立ての9着と落としましたが、最内枠からダッシュがついて2戦目よりもいい位置で流れに乗れており、良馬場ながら稍重だった2戦目からタイムを詰めてくれました。
続く同舞台の4戦目はブリンカーを着用しましたが、道中の行きっぷりがもうひとつで後方からの競馬となってしまい、反応も鈍く最下位の16着。気難しさを全面に出してしまった印象です。
普段からカリカリした気性の持ち主で、そのあたりがネックとなってしまっている印象ですが、前走に関してはブリンカーが裏目に出てしまった感じもあります。いいスピードのある馬で、先行力もありますし、キャリアを積んで気性面が大人になってくれば、地方競馬で十分な活躍が見込めるのではないでしょうか。馬体の雰囲気は悪くない馬ですし、将来性も感じさせる一頭です。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※シンボリ牧場トレーニングセンター（千葉県成田市大栄十余三）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
4月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：シンボリ牧場(有)