エイシンイルハーン　A Shin Il Khan　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父エイシンヒカリは国内外15戦１０勝。主な勝ち鞍として香港カップ(香G1)、イスパーン賞(仏G1)、毎日王冠(G2)、エプソムカップ(G3)。３歳春にデビューすると快速を武器に未勝利からアイルランドトロフィーまで無傷の５連勝。翌年はエプソムカップで初重賞を飾ると続く毎日王冠も勝利し２番人気で天皇賞秋を向かえますが自分のリズムで競馬を作れず９着に敗れます。しかし次走の香港カップでは本来の形に持ち込むと後続を完封し海外初遠征で初G１制覇を成し遂げます。翌年は欧州遠征を決行しイスパーン賞では世界を驚かせる８馬身差の圧勝を飾りこのパフォーマンスにより当時のワールドサラブレッドランキングで第１位のレイティングを獲得します。代表産駒にはエイシンヒテン(２勝、G2ロース２着、G1秋華賞４着)が初年度からクラシック路線で活躍。２世代目となるエイシンスポッター(４勝ファイナルS、G3オーシャンS３着)が1200mで覚醒し短距離路線での活躍が期待されます。地方競馬からはエイシンシュトルム(南部駒賞)、エイシンケプラー(南部駒賞)が2世代続け南部駒賞を制覇するなど芝ダート問わない活躍を見せています。母エイシンラトゥナは10戦2勝。新馬、ダリア賞と連勝しG3アルテミスSでも4着と好走した素質馬です。

牝系を見ると5代母Northern Meteorの産駒にA Phenomenon(ヴォスバーグS米G1、ジェロームH米G2、ジムダンディS米G3)、３代母Coronial PlayがオーキッドH米G3を勝利。その産駒にMarsh Side(ノーザンダンサーターフS米G1、カナディアンインターナショナルS米G1、スカイクラシックS米G2)などがいるファミリーラインです。

本馬の戦績は中央地方含む２９戦４勝。２歳１２月阪神芝1600mでデビューし13着と大敗を喫しましたが次走からダート戦に切り替え3走目の阪神ダート1800mで2着に好走します。ここから先はいつ未勝利を卒業してもよい成績を続けますがなかなか勝ち切れず中央での通算成績は１０戦して２着５回3着1回5着1回と掲示板を外したのは僅か2回だけという安定した成績を残し園田競馬へと転厩になります。転厩後も2戦続けて2着と相変わらず相手なりの競馬になりますがデビュー13戦目にしてようやく初勝利を挙げ続く次走も危なげなく先行抜け出しで連勝を飾ります。その後も安定したレースを続け園田競馬C1クラスで1勝、C2クラスで3勝を挙げ高知競馬へと移籍し転厩3戦目の高知ダート1600mB-2クラスで2着となりますが近走は苦戦が続きこのタイミングでオークション出品となりました。中央時代の成績を踏まえればもっとやれて良い馬でポテンシャルは秘めていると思いますので長い目で見て頂けると幸いです。現状渡しノークレーム―リターンでの出品となりますのでよろしくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
前走後の馬の状態に問題はありません｡現級クラスにメンバーが揃っており結果が出ていませんが､相手次第で成績を上げられる馬だと思います｡（高知競馬・雑賀正光調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※高知競馬場・雑賀正光厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
4月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦