トロワエスポワール　Trois Espoirs　　牡　５歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、アリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S、エリザベス女王杯5着）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）、シーズンズギフト（ニュージーランドT2着）、ムジカ（ローズS2着）、スカイグルーヴ（京王杯スプリングC2着、京成杯2着）、ヴァルナ（京王杯2歳S3着）、ロールオブサンダー（京都2歳S3着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やオーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（毎日王冠2着）、3世代目からはサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞4着）といった大物が誕生するなど、今まさにトップサイアーとしての地位を築き上げつつあります。

一方、母系は英重賞2勝Enthused（G2ローザーS、G3プリンセスマーガレットS）の母であり、英G1コロネイションSを制したMagic of Lifeを4代母に、フランスのリステッドレースの勝ち馬フロムビヨンドを曾祖母に持ち、祖母チューニーはクイーンCの勝ち馬でオークス2着、母トロワボヌールは2度のクイーン賞制覇など交流重賞を3勝し、JBCレディスクラシックでも2着に好走。おじにフジマサエンペラー（東スポ杯2歳S2着、毎日杯4着）、いとこにゲッカコウ（フラワーC2着）と活力に満ち溢れています。

本馬は、2020年7月福島芝1800mの2歳新馬戦でデビュー。五分のスタートを切るも、周りの出方を見る形で中団の7番手から流れに乗って追走。先行集団から離されずに進出し、直線で追われると確かな末脚でストライドを伸ばして、勝ち馬から0.4秒差の3着と上々の内容の競馬でした。2戦目は、9月札幌芝2000mの2歳未勝利戦へ距離を延ばして臨みました。序盤は中団のポジションから進出し、直線で追われましたが、初戦ほどの末脚は見られずに、勝ち馬から0.8秒差の5着でした。
3戦目以降は、ダートと芝を距離を替えながら出走を重ねてキャリアを積み、迎えた9戦目の21年7月福島芝2000mの未勝利戦。スタート後に押して、好位の3番手をキープしながらバックストレッチへ。手応え良く追走し、4コーナーで5番手までポジションを下げたものの、直線で追われると馬群を割るようにストライドを伸ばして快勝。デビュー戦から1年目で嬉しい初勝利を挙げました。

休養を挟んで臨んだ昇級初戦は、11月の福島芝2000mの3歳以上1勝クラス。序盤は後方から追走する展開となり、4コーナー10番手から追われると鞍上のアクションにも反応して末脚を繰り出し、勝ち馬から0.3秒差の3着と目処の立つ競馬を見せてくれました。
その後も、適度に休養を挟みながら、出走を重ねて来たものの、勝ち負けの競馬に持ち込むには時間を要すと思い、このタイミングで出品させていただきます。キャリアを見ればご理解頂けると思いますが、無理のないローテーションで使っていますので、これから先の上積みが見込めると思います。新天地での再出発をお祈りいたします。

なお、競馬で支障は出ませんでしたが、調教後に少量の鼻出血を2回確認しました。記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2023年5月23日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2023年4月23日（日）　1回福島6日　9R　燧ヶ岳特別　4歳以上	1勝クラス　芝2600m（良）
　　　結果14着　　タイム2:46.6（1着馬からのタイム差5.6秒、5着馬からのタイム差4.7秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
4月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム