オーケーパイレーツ　O K Pirates　　牝　３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングS3着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシックの舞台で芝初勝利を挙げました。その後も重賞タイトルを積み重ね、5歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルCSと3連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制し、引退レースとなる同年の有馬記念3着までにG1・5勝を含む重賞8勝を挙げました。スピードの持続力を生かして前々から押し切る競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーサイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴を産駒に伝えています。初年度産駒からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、以降もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシア、セリフォスと芝G1馬が輩出。ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系に関しては、祖母ウオッカがG1・7勝（阪神JF、日本ダービー、安田記念連覇、天皇賞・秋、ヴィクトリアマイル、ジャパンC）を挙げた名牝。叔父タニノフランケルは小倉大賞典2着、中山金杯3着など中距離重賞で活躍しました。母ケースバイケースも芝、ダートで6戦して勝ち切れなかったものの、逃げた2戦では芝2000mで0秒1差2着、芝1800mで0秒2差3着。中距離で自分のリズムで競馬ができたときは好勝負を演じており、成長が伴ってくれば…という面を感じさせていました。

本馬は今年2月19日の阪神ダート1400mでデビュー。立ち上がるようにゲートを出たものの中団のインに付けると、直線では外に張るような面を見せながらもしぶとく伸びて6着に健闘します。ただ、1ハロン距離を短縮した次走では序盤から激しく頭を振るなどコントロールが利かず、終始外を回って14着。続く2走前では芝1400mに条件を替えて好位の外に付けたものの、4コーナーで内から寄られると頭を振り、直線で伸びる構えもなく17着に敗れました。新馬戦と同じダート1400mに戻った前走も序盤から砂をかぶると嫌がり、後方から伸び切れず14着。現状では気性的に若く、操縦性に欠けるため、うまくレースの流れに乗れない面があります。

それでも、2走前に好位で流れに乗ったように、前向きな気性とスピードには光るものがあります。キャリアを積みながら精神面の成長が伴ってくれば、血統的な良さが出てくるのではないでしょうか。
なお、前走のレース後に両前にソエ気味の症状が見られます。記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、現状で以下の症状が見られます。
・両前球節モヤッと感
・右前ソエ　熱感・痛み
・全身皮膚病


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
5月13日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小野　建